49話!
僕はギルドでアイマを見つけて話しかけた。
「なに? もしかして連続で厄介事?」
「違う違う……さっきはありがとう、無事、要件はすんだよ」
まずはお礼を言うとアイマが「まぁいいけど」と呟く。
「ところで聞きたい事があってさ」
「なに?」
「上級魔法ってなに?」
僕の言葉にアイマは驚いた表情を見せる。
「え? エルってすごい魔法使いって思ってたけど……違うの?」
「すごくないよ、現に上級魔法について全くわからない」
僕の場合、順番をいろいろすっ飛ばしてしまっているせいでよくわからないことが多い。基礎から積み重ねてきてないから。
「でもどうしてここに? クレブリアは?」
「今日は別行動だよ」
「パーティ追放? それともその女の子と組んだからみんなを振ったの?」
ニヤニヤと意地悪い笑みを浮かべながらアイマは言った。僕は全力で否定する。
「違うから! この子はネピア、新しい仲間だよ」
「すごいわね、どんどん増えてく……今は何股?」
やっぱり意地悪い笑顔でそんな事を聞いてくる。僕は無視を決め込むけどネピアが答えてしまう。
「四股」
「違うから!」
「うわぁ、変態」
「違うから!」
「次は男にまで手を出そうとしている」
ネピアがとんでもない事を言い出す。アイマが両手で口を覆い、キャーとこもった声をあげた。
「違うから! ネピアも変な事言わないで!」
「ふふふっ、わかってるから、本気にしてないから」
アイマが笑いながらそういうけど、なんとなく信用できない。ニヤニヤしている。
「それで、何だっけ? 上級魔法?」
「うん……上級魔法ってどういうの?」
「えっと……上級魔法っていうのは別の属性同士を混ぜ合わせて使う魔法だね」
「混ぜ合わせる? セーブスペルみたいな?」
アイマはウンウンと頷きながら、言った。
「セーブスペルは上級魔法の応用だからね、上級魔法は二つを混ぜるけど、それよりもっと沢山の物を混ぜたいって思った人が作り上げた魔法ね」
「応用ってのはわかったけど具体的にはどういうの?」
「具体的ねぇ、ファイアバーストとストーンバーストを合わせて、メテオとか」
「あっ、なるほど」
そういう事か。炎と石で隕石。
「そう、分かりやすいでしょ」
僕は少し嬉しくなって、身を乗り出すようにしてアイマへ聞いた。
「じゃあどうやって使うの?」
「上級以上は基本的に魔法陣、使うんだよ」
1回目!




