48話!
「どうしようかな」
僕はヨルセダと別れてからこれからどうしようかと悩んでいた。微妙に時間が空いてしまった。僕はギルドの前の出入りの邪魔にならない場所でたたずむ。
「今から宿に戻ってもすることないしなぁ」
異世界は日本と違って娯楽が少ない。時間が余った時にどうするか困ってしまう。セルカ達三人はいつ頃戻ってくるんだろう。今日は一度も話してないからそれもわからない。
「どうしようかな」
「同じこと言ってる」
「あぁ、本当に何も思いつかなくて……セルカたちがいつ帰ってくるかわかればそれに合わせて少しは予定を決めやすいんだけど」
「夕方帰ってくると言ってた」
「え?! 知ってたの?」
僕は驚いて見るとネピアは不思議そうに頷く。
「朝、エルの部屋に来た、声をかけられてたけど起きなかったから、ネピアが要件聞いた」
「言ってよ」
「聞かれなかった」
「まぁそうだけど」
ちょっと呆れたように僕がそう言うとネピアがシュンとして「ごめん」とつぶやく。
「あっ、いや謝る事じゃないよ! でもそういう時は話してほしいな、別に秘密にしてと言われたわけじゃないでしょ?」
こくりとネピアが頷く。僕はネピアの頭を撫でる。
「どこ行くか言ってた?」
「言ってない……出かけるけどネピアは一緒に行くかと聞かれた」
「行けばよかったのに……無理して僕といなくても」
「無理じゃない」
少し食い気味でそう言われて少しドキッとする。怒ったようにも聞こえたけど、相変わらず無表情だ。気のせいかな。
「そかそか」
僕はごまかす様にそう言うとふと思い出した事を聞いてみる。
「そういえば、ネピアは上級魔法って何か知ってる?」
「知らない……基本的にネピアの知識はエルと同じ、記憶を参考にした時点でのエルの知識とネピアが活動を開始してから今までで得た知識だけ」
まだまだ知識はないという事か。濃い体験をしたけど、ネピアが今の状態になってからまだ日は浅い。
「上級魔法って何だろうなぁ」
「サモンズスペルの事?」
「いや、たぶんあれは高等魔法、セーブスペルと同じ感じだし……クレブリアもいないし、ギルドでアイマにでも聞いてみようかな」
どうせ暇だし、僕はそう決めるとネピアに「行こう」と声をかけてギルドに入ろうとする。
「エル……上級魔法はわからない、でもサモンズスペルは使い方わかる」
「え? そうなの?」
「ネピアで魔法を使えばその魔法は覚えれる」
2回目!




