41話!
ヨルセダが歩き始めて僕達はそれに着いていく。受付の一つ後ろの扉に入って行った、それに続いて僕達も入る。少しの廊下を進んだ後、少し豪華な扉があった。
「ここじゃ」
そう言ってヨルセダが部屋に入る。
「私の執務室じゃ」
ヨルセダが僕達を応接セットに座るように勧める。勧められるがまま座るとヨルセダも座った。
「さて、話を聞こうか……とその前に気になってたんじゃがその娘は?」
「あっ、新しい仲間です」
僕はネピアに耳打ちして、自己紹介するように言った。
「名前はネピア、エルの仲間」
「ほぉ……私はヨルセダ、セレンのギルド支部長じゃ」
自己紹介したヨルセダが右手を差し出して、ネピアに握手を求める。でもネピアはよく分かっていないように差し出された手を眺めるだけだった。
「ごっ、ごめん!」
僕は急いでヨルセダに謝るとネピアに握手の仕方を教える。
「ふむ、ありがとうなのじゃ」
ヨルセダはネピアに対して微笑んでそう言った。
「ネピアはだいぶ世間知らずで、今勉強中で」
「そうか、頑張るんじゃぞ」
「あ……はい」
少し顔を赤らめてネピアが言った。感情が少し垣間見えた。今まで見た事ないのに。
「それにしてもエル君はすごいの、周りに人が集まってくるようじゃ」
「いや、すごくなんて」
「謙遜するでない……さてそろそろ本題に入るのじゃ」
「うん」
僕は少し言い淀む。だいぶ面倒で大変な畑違いな話。それでも頼るしかないんだと思ってきり出した。
「捕縛された窃盗団の……刑罰を穏便にしてほしい……いや手伝ってほしいというのが正しい言い方か」
「何を言い出すかと思えば」
ヨルセダが頭を抱えて呆れた。
「まず第一に私はギルドの支部長で、罪人の刑罰に口を出せる立場ではない」
「わかってる」
「はぁ、わかってないじゃろう、そっち方面と全くの無関係じゃ」
「……うん、でもただの冒険者の希望とギルドの支部長の希望とどっちが受け入れられるかって言ったらやっぱり」
「私……じゃろうな」
右手をオデコに当てて、呆れるようにまたヨルセダがため息をつく。
「でも何じゃ、その窃盗団に何がある」
「頭領と戦ったんだ……それで悪い人じゃないって思った」
「盗みをしているのにか?」
「そうなんだけど、悪人って感じじゃないんだ」
言葉で説明できない。感覚でそう感じたとしか言えないのだ。ヨルセダが言った。
「一度私自身で窃盗団の頭領に会ってみてからじゃ」
1回目!




