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転生オーライ!  作者: 高岩 唯丑
3:魔道具の役目は何たるか

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34話!

 騎士の姿をしたアンデットは動かなかった。コーディルは驚いた様子で再度動く様に言った。


「なんだこれ……失敗か」


 アンデットは崩れるように消えていった。そして、ネピアが僕の前に姿を現す。


「マスター……ネピアはよくわからない、でも一緒にいたいって言うのが嬉しい……マスターといる」

「ネピア!」


 僕は嬉しくなってネピアに抱きつこうとする。でもネピアに制止された。


「ネピア取り返す」

「召喚か? 人間?」


 ゴーディルが困惑しながら言った。そんなの構わずネピアはゴーディルに接近する。


「どうなってるんだ、さっきから意味がわからん」


 ネピアはかなり接近したあと突如、消えて、ゴーディルの背後に現れ、間髪入れずにそのまま脇腹を回し蹴りする。


「がはっ?!」


 うめき声と驚きが混ざった声をあげゴーディルが後ろを振り向こうとする。するとまたネピアは消えてゴーディルの正面に現れ、杖を掴み取った。


「は?!」


 ネピアは杖を持って僕の所までやってくる。


「スゴイ!」

「意表ついただけ」

「意味がわからん……なんだその娘は」

「杖のもう一つの姿だよ」


 僕はネピアから杖を受け取りながら言った。それを聞いたゴーディルが「やられたよ」と笑った。


「そんな可愛子ちゃん隠してるなんて狡いねぇ」


 もう冷静に戻ったのかゴーディルが余裕そうな態度でそう言った。僕も少し冗談っぽく言う。


「隠してたのはそっちも同じでしょ」

「ははっ、確かにそうだ! これは文句言えねぇな」


 楽しそうにゴーディルが笑う。これで形勢逆転したと思ったけど、こんなにも余裕でいられるなんて。


「杖の嬢ちゃん名前は?」

「ネピア」

「それが俺を振った女の名前か……少しの間だったけどありがとな」


 少し寂しそうにゴーディルが言った。なんだか悪い人には思えないと感じてくる。ネピアが律儀にペコリと頭を下げた。


「あなたが嫌いとわけではないので……マスター……エルの方がより一緒にいたかった」

「妬けるねぇ……ちょっとカッコイイとこ見せて略奪愛しちまうか」

「やめてー、ネピアの為に争わないでー」


 ネピアが無表情に棒読みで言った。


「何言ってるの?」


 僕はついそう言ってしまう。


「ははっ、お堅いよ、エル」


 ゴーディルはそう言いながら右手を前につき出す。そして。


「魔法陣展開、サモンズスペル《アンデット・スケルトンナイト》」

「さっきの……召喚できないんじゃ」

「完全な召喚はな、ただ俺としてはこれがある意味完全だ」

2回目!

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