表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生オーライ!  作者: 高岩 唯丑
3:魔道具の役目は何たるか

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

31/221

26話!

「人数はどれくらいかしら?」

「二十四人いたぞ」

「そんなにいるの?!」


 結構な数がいる。そんなにたくさんを相手にしないといけないのか。僕は少し尻込みした。


「それぐらいじゃないですか?」


 セルカがあっけらかんと言った。


「そうなの?」

「というかちょっと少ないくらいよ」


 クレブリアもセルカに同調する。治安が悪いというのは恐ろしい。悪いやつがもっと多い数で活動してるんだ。異世界おそるべし。


「話を進めるわよ……装備は主にどんな物?」

「剣を持ってる人が多いぞ……あと木のこん棒が少し」

「鎧は着てた?」

「何人か着てるのはいた……でも、ほとんど着てない」


 クレブリアが顎に手を当てて、少しの間、無言になる。


「うん……わかったわ、あとアジトは……建物とかどういう感じ?」

「テントっていうのか……布で家みたいなの作ってたぞ」

「わかったわ、ありがとう、そのまま待機して」


 聞きたい事をすべて聞いたらしいクレブリアが話を終わらせようとしていて僕は止めた。


「どうしたのよ?」

「ネピアは? ネピアは見つけれなかった?」

「あぁ、探したぞ、でも見える範囲には」


 ヴェールがそこまで言うと、ガサガサと雑音が聞こえて、声が聞こえなくなった。


「あれ? ヴぇー……」


 そこまで言った僕をクレブリアが手で制する。よくわからないまま僕は黙った。どうしたんだろう。しばらく沈黙が続いてヴェールの声が聞こえた。


「ごめん」

「えぇ、大丈夫? すぐそこを離れるのよ」

「わかったぞ、その前に……今、テントから出てきたやつがいて、そいつがアタシの方を急に見たんだ、それで隠れたんだけど、そいつが……ネピアを持ってたぞ」

「……わかったわ、すぐ移動して」


 ヴェールの「わかった」という声で通信が終わる。


「ここに居たんだ……よかった」

「ネピアを気に入ったのかもしれないわ」

「でもこれで取り返すだけですね!」


 セルカがガッツポーズをして見せてくれる。僕はつられて笑顔になった。


「目標は決まったわね……こそっと行ってネピアを取り返すだけで無駄に戦わなくていいわ」

「え」


 僕とセルカの声がシンクロする。それに対してクレブリアが驚いたように聞き返した。


「なによ……そうでしょ?」

「だって、窃盗団で被害がいろいろ出てるんでしょ? 懲らしめた方が良くない?」

「そうですよ、野放しにしたらこれからも被害が広がりますよ」


 僕たちの主張を聞いたクレブリアが呆れたように言った。


「これは無償でやってるのよ、依頼でもない」

「関係ないよ」


 僕と言葉にセルカがウンウンと頷いて、クレブリアをジッと見つめた。僕もセルカに倣って同じようにする。


「あぁ……わかったわよ、お人好しね……ほんと」

2回目!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ