24話!
僕達は一度解散して、各自情報収集した後、北門に集合していた。全員が集めてきた情報を話すとクレブリアが考える素振りをする。
「色々情報収集したら分かったことがあるわ」
「え、分かったの?」
「えぇ、ある程度場所は絞れたわ」
さすがクレブリアである。
「あとはヴェールの連絡待ち」
「じゃあ待つ間、どの辺がアジトなのか教えてくださいよ」
とても気になっている様子でセルカが尋ねる。
「決め手になったのはセルカの持ってきた情報、北の街道の途中、石切場のあたりで道をそれて行った人間を何人か見たって」
石切場がセレンを背にして左手にあって、その右手側へそれて行く人をよく見かけたっていう目撃情報の事だ。でも他の場所でもそれて行った人はいたという情報がみんなの報告にあった。
「私はギルドに無理言って最近の北、北西、北東の依頼を見せてもらったわ」
「それで何がわかるの?」
「石切場のあたりで道をそれて行けるエリア……ここを仮アジトエリアと呼んで説明するわ……仮アジトエリアに依頼がなかったわ……つまり、その人たちは別の用事で仮アジトエリアに入って行った事になる」
「それだけじゃあ」
セルカがそう言うとクレブリアが少し得意そうに言った。
「ネピアが連れ去られて行った方向とだいたい合致するのよ」
「そうか、可能性はありそう」
僕が感心しながら言うとクレブリアが「他にもちゃんと理由があるのよ」と更に言った。
「最近アンデットが討伐対象になった依頼が数件あったわ、依頼を受けた人は窃盗にあった事を黙ってると思うんだけど、それは置いといて、はっきりした場所がわからないけど、それらを窃盗団の罠と仮定して並べると、仮アジトエリアから遠くもなく近くもない場所になるのよ」
僕もセルカもクレブリアの話についていけず、難しい顔になっている。クレブリアがそれを見て、僕達の眉間を指でつついた。
「眉間にシワが寄ってるわよ……難しい事はいいから私を信じて」
「うん、信じる」
「信じます」
「よろしい……ところでヴェールに無茶言ったかしら」
心配そうにクレブリアがそう言う。
「無茶というほどではないと思いますよ」
セルカが笑顔で言った。僕はセレン以外の街を知らないからなんとも言えない。でもネピアは杖だ。長細い物だけ確認すればいい。難しくないはずだ。その時、クレブリアの指輪から声がした。
「クレ姉、聞こえる?」
「はい、聞こえるわ」
「ネピアを持ってる人間はいなかったぞ」
「わかったわ、よくやったわね、ありがとう」
2回目!




