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転生オーライ!  作者: 高岩 唯丑
3:魔道具の役目は何たるか

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17話!

「これ見てください!」


 セルカが焦ったように依頼書を持ってやってきた。どうしたんだろうと僕はその依頼書を確認する。


「え、アンデット退治の依頼」

「アンデット?」


 驚いた声でクレブリアが聞き返した。


「これって打ち損じたアンデットがいたんじゃないですか」


 少し声のボリュームを下げてセルカがそう言う。でも場所が違う。街の北の方と書いてある。そかも十数体と書いてある。そんなに取り逃がしたとも思えない。


「場所違わない? 数多いし」


 僕も声を落として言った。


「移動したのかもしれないわ……それに一体でもいたら引き寄せられて増えるのよ」

「そうなんだ」

「この依頼にしましょう」


 セルカが力強い光を目に宿して言った。


「もし逃してしまっていたのなら、ほっとけないです」

「そうだね、確かに」

「わかったわ、やりましょう」


 僕とセルカとクレブリアが頷き合った。


「アタシもその依頼は見逃せないぞ」


 三人に割って入るようにヴェールが言った。クレブリアが嬉しそうにヴェールの肩に手を置く。責任感というのがヴェールにも芽生えているとわかって嬉しかったのだろう。


「さぁ行くわよ」



 諸々の手続きを済ませると僕達はギルドの外に移動した。先行してヴェールが偵察に行く。それを追う形で僕達も出発する。


「気をつけるのよ、ヴェールの役目はあくまで偵察だから、戦う必要もなのよ」

「わかったぞ」

「……じゃあ、場所が街を北に進んだ先らしいけど、同じ場所に留まってないからそれ以上、情報がないのよ、だから」

「場所と範囲と数だな、ちゃんとわかってるぞ」


 ヴェールが自慢げに笑うとクレブリアが頷いた。


「時間はかけず、ある程度でいいわ、引き換えして私達と合流するのよ」

「頑張って!」

「お願いします!」


 それぞれが声をかけるとヴェールが頷く。そして、走って北へ向った。


「魔法石が無いのが痛いわ」

「あぁ通信できるっていう」

「今日依頼に向かう前に寄って、できてるか聞いてみるつもりだったわ、この場合仕方がないけど」

「今から行きますか?」


 セルカがそう言うとクレブリアが考える素振りをする。


「そうね、でも、私だけでいいわ……三人は北門へ向って、そこで合流よ」


 それだけ言うと装備屋のある方にクレブリアは駆けていく。


「何か準備する物とかないかな、少し時間がありそうだし」

「特に何も無さそうです、たぶん短時間で終わりますし」

「そうだね」


 僕達は足早に北門に向かう。

1回目!

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