15話!
僕たちはギルドに向かっている。いろいろネピアのわかった事実が多くて僕は頭の中でまとめていた。
とりあえずネピアは魔法の杖が本体で人の方が精神体。精神体は不滅魔法兵を参考にしたからほぼ同じものなんだろう。ネピアは杖を持って単独活動できるらしい。魔法とか戦闘もできる。杖は槍として使えて、それを利用してかつ、魔法も加えてネピアは戦闘できる。
つまり、精神体ネピアが姿を現している時は魔法の杖を持った普通の人という認識で良いはず。さらにはその杖を借りれる。ただ精神体のネピアが杖に戻らなければ本体はただの魔法の杖。
精神体ネピアが本体に戻っている時は普通の杖の機能に加えて、ネピアの魔力をさらにプラス、あと魔法の使用補助もしてくれる。使用補助はネピアに魔力を渡して魔法を使ってもらうのとネピアの魔力でネピアが魔法を使うという事までできるらしい。杖になっている時はネピアが選んだ相手だけテレパシーで声が聞こえる、遠くまでは無理。
あくまで魔法の杖という魔道具のため、誰でもネピアを使用できる。ただ僕と最も相性が良く、ネピアを完全に扱えるのは僕だけ。
こんなところだろうか。まぁ深く考えず、仲間として扱えばいいだけだ。
「エルさん、そんな難しい顔してどうしました? しゃべらないですし」
セルカが心配そうに僕の顔を覗き込んだ。
「あぁネピアの事で頭の中でわかった事まとめてたんだ」
「あぁ、一気にいろいろ言われても訳が分からないですよね」
「うん、だから仲間として扱うだけかなって」
僕の言葉にセルカの表情が明るくなった。
「そうですね! ただの仲間です!」
僕はネピアを見る。杖を持って歩いていて、一歩一歩のタイミングで杖を地面につく。本当に魔法使いか槍使いの女の子に見えるだけだ。
「そういえばネピアって杖の方は消せないの?」
「ネピアの本体は杖、消えない」
「あっそっか」
よく考えたら当たり前だった。ついつい人の姿をしている方を本体と認識してしまいがち。
「エル、ちょっといいかしら」
「ん? なに?」
「ネピアの事だけど、杖って事は伏せた方がいいかもしれないわ」
「やっぱり?」
「人間として紹介しておいた方がいいわ、説明が面倒だし、見た目完全に人間だし」
クレブリアの意見に僕は賛成した。新たな仲間ですの一言で済ませた方が簡単だ。
「そうしよう」
「じゃあヴェールもセルカもいいわね」
二人はクレブリアにそう言われ「はーい」と返事した。
「じゃあネピア、君は人間で僕たちの仲間だからね」
1回目!




