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転生オーライ!  作者: 高岩 唯丑
5:女王様の言う通り
138/221

24話!

 僕は賢者からもらった本を読み終えてパタンと閉じた。読みやすくてわかりやすかったから途中で止まらず、一気に読めてしまった。


「疲れたぁ」


 体を伸ばすようにストレッチする僕にネピアが聞いた。


「どうなの?」

「ん? うーん」


 完全に理解した訳ではないけどある程度はわかった。それを簡単に説明する為の言葉を考える。


「わからなかった?」

「大丈夫……簡単に言うとね、防御魔法のシールドってあるでしょ?」

「うん、魔力を圧縮して固める」

「そうそう、そのシールドみたいな物なんだって、魔力を圧縮して、固める、そこに意思を植えて完成……ただ僕は意思を植えるのはしないかな」

「そう」

「それで魔力の圧縮濃度で強さが変わるとか」


 大量の魔力ならそれだけ強くなるという事らしい。やってる事は単純な感じだけど、倒されても再構成する様にしたりいろいろ複雑な工程がある。


「大変そうだよ」

「難しい?」

「いや、いろいろ省けそうだから……完璧な不滅魔法兵を作りたいわけじゃないし、参考にできるとこだけいただく」

「難しくないけど大変?」

「そんなとこかな」


 ネピアが頷いてから言った。


「杖使う?」

「まだいいや」

「そう」


 僕はもう一度、本を開いた。意思を植えるという部分を読み込んでみる。一番最後に任意のデザインをした意思、性格を作り出した体に馴染ませ埋め込む。そういう様な事が書いてある。つまり、埋め込まなくても体は作れると言う事。自分の魔力だから操作もできるだろう。


「ふーむ、そこはいいかな」


 あとは再構成の部分だ。実際、いるだろうか。操作をすれば、自動で再構成しなくても戻せる気がする。これも自分の魔力だからできると思う。


「だいたい、どのあたりを習得すればいいかわかってきたよ」

「そう、よかった」


 あとは他の魔法をかけ合わせていけたらもっと強力になると思う。シールドを手に持たせたり、剣を持たせたり。シールドで不滅魔法兵の鎧を作るとか。


「楽しくなってきたよ」

「どうして?」

「いろいろ自分好みにデザインもできるし」

「デザイン?」

「姿かたちとか服装とか……ゲームのキャラメイクみたいでちょっと楽しいよ」

「変態的な格好を女の子の姿したものにさせようとしてる?」

「違うから!」


 そんなつもりなんてない。僕は急いで否定した。


「純粋に格好良さを追求したい、エロなんていらない!」

「ふーん」


 ネピアの言葉は疑っているような言い方だった。

2回目!

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