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貞子との出会い

 親に、出ていけ。と言われ一人暮らしを始めて約1ヶ月がたった。お金は高校のやつに見つからないようにわざわざ電車で30分離れたところでバイトをしていた。朝から夕方までバイトをやり、家に帰ったら深夜までネットやアニメ観賞。最初は一人暮らしでなにやってもいいと思ったが、やってることは実家にいたときとほとんど一緒で、一人は寂しいことがわかった。

 そして俺は今日もパソコンに向かっていた。

「全く、俺は何をやっているんだ。毎日毎日同じことの繰り返し。こんなの退屈で…寂しいだけじゃないか。いったいどうすればいいんだ…」

 いや、俺はどうすればいいかわかってる、親に謝れはいいだけだ。しかし、俺は変なところでプライドが高く、自分から謝るのはなかなかできない。

 

 そんなことを考えているとテレビにノイズが走った、テレビをしばらく見ていると森の中の井戸が出てきた。そしてそこから白い服を着て前髪を垂らした女の人が出てきて、こちらに向かって来てた。

「な、なんだよこれ。」

 俺は少し怖がりながら言った。そして、前髪を垂らした女はテレビから出てきて口を開いた。

「あっ、あのぉー、怖がらないでください。」

 それが彼女の第一声だった


「えっ、じゃあ何?お前が貞子なの?」 

「えっと、はい。私が貞子です。しかしあなたは私をそこまで怖がらないんですね。」

 いや、怖い、普通に怖い。だが俺は貞子と普通に話せていた。おそらく俺はいままでの寂しかったので、話せる相手がいることが嬉しかったのだろう。

「今俺一人暮らしだろ?寂しかったんだよ」 

「そうですか、私と同じですね!」

 貞子が嬉しそうにそう言う。

「私、誰かと話したくて、こうしてたまにテレビから出てくるんですよ。そしたら皆、私が出てくる前に、テレビ画面を壁の方にとしたりなど…。」

貞子が嬉しそうな顔から、少し暗くなった。

うーん、それは少し酷いな。それをされたら傷つくだろう。

「しかしあなたは違いました。少しは私のことを怖がりましたが、こうして、話し合えてます。」

貞子がそう言うと、こちらに微笑んでくる。こちらも、貞子に微笑む。

「ふぁ~、もうこんな時間か。すまない貞子、寝させてくれ。」 

「あっ、すみません私と話してたせいで。」

 貞子が歩きだし、テレビの前で止まる。

「あの、また来て良いですか?」 

「わかった。また来て良いぞ。」

「じゃあ、パソコンに井戸のアイコンもしくは壁紙を、貼っといてください」 

「あぁ、わかったよ貼っとくよ、じゃあ、またな。」

 そう言うと貞子嬉しそうに

「えぇ、また!」

 貞子はテレビの中に入って行った。



 


 

はい、今回は貞子との出会いを書きました。次回は前回と引き続き異世界です楽しみしてください。 あと、ツイッター始めました。フォローお願いします。では、読んでいただきありがとうございます。


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