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俺を返せ!!  作者: 伊崎詩音
変化の先の日常
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仙台レジャーランド

「ま、定番は流れるプールだよね」


一つ目は定番中の定番、流れるプール


浮き輪などに乗ったり掴まったりしてプカプカと揺られながら流され続けるのも良し、流されながら追いかけっこなどをするのが一般的な楽しみ方だろう


「スライダーも定番だな。そこまで大きくはないみたいだが」


「まぁ、ここ自体がそこまで大きくないしね」


これまた定番のウォータースライダーも少々控えめなサイズながらもアトラクションとして設置されており、小さいとはいえ何だかんだと楽しめるのはこのアトラクションの強みと言える


「他はちょっと変わり種か……」


「何々?へー、ウォータートランポリンとかって書いてあるけど面白そう」


「正式にはウェットバブルって言うらしいですね。聞いたことが無いのでちょっと気になります」


他に記載されている4つのアトラクションは少し変わり種のアトラクションの様で、園内地図に書いてある要項を読んでもいまいちパッと浮かんで来ない


絵梨と桃が興味を持ったウォータートランポリンとやらも、名称からして足元が弾むのは想像がつくが、詳しいことは実際に遊んでみた方が良さそうだった


「じゃあ、そこに行ってみようか」


悠も興味があるのか、早速その一声に促されて四人はそのアトラクションがある方向へと足を運んだ





「わっ、意外と足元柔らかい」


「ホントだ。ぷにぷにと言うか、むにむに?」


「これなら転んでも怪我はしなさそうですね」


着いた場所にあったのはすり鉢状になった厚手で巨大なエアーバルーンに散水機で水を流した独特なアトラクションだった


すり鉢状になっているフチから滑り台よろしく滑ったり、トランポリンの様にジャンプしたりなどしながら水遊びも出来るという物の様で足元の柔らかさゆえに滑って転んでも安心な物だ


「あんまりはしゃいで頭ぶつけたりすんなよ」


「そこまで子供じゃないですー!!」


飛び跳ねがメインのアトラクションな為、膝を怪我している郁斗は負担を考慮してアトラクションの外でお留守番である


「早速すべっちゃおー!!」


「きゃあ!!」


ヘリの部分にいた悠たち、その中で絵梨が桃を抱きかかえて早速滑り台のようにすり鉢状の床を滑り落ちて行く


突然の事に驚いていた桃も声は上げながらも楽しそうにしていた


「じゃ、悪いけど荷物番よろしく」


「りょーかい。つっても荷物なんて大したのは無いけどな」


お留守番兼荷物番を郁斗に任せ、悠も床を滑って二人の元に向かう


向かった先ですぐに三人仲良くじゃれ合いだしたのを見届けた郁斗は満足そうにその様子を眺めていた


「絵梨ちゃん持ち上げないでくださいー!!」


絵梨に持ち上げられて遊ばれている桃は太もも丈のワンピースタイプの水着を着用している

肌の露出が少なく、小柄で体の起伏も三人の中では一番乏しい桃だが、故に一番少女らしい可愛らしさを押し出したこのワンピースタイプが良く似合っている


流行りの大きな花柄をあしらったデザインと所々にあしらわれたフリルが可愛さを引き立て、桃の容姿をより少女らしくしていた


「わはははははは、いっくぞー!!」


「きゃあああああ」


持ち上げた桃をポーンと放り投げた絵梨が着ているのはチューブトップタイプのトップにデニムのショートパンツを合わせた可愛らしさと活発さを両立させたタイプのビキニだ


年相応の慎まし気な胸をチューブトップのゆったりとしたラインで誤魔化しながら、可愛らしさを出し、下のデニムで可愛らしすぎないものになっているのは長身の彼女に非常に良く似合っている


「あはははは」


そして悠は郁斗に選ばせたホルターネックと呼ばれる首にかけて固定するビキニだ


日頃の鍛錬と生来のスタイルの良さ、そして周囲よりも大きく発達した胸部により、その水着のポテンシャルと悠自身の素材の良さが惜しげもなく披露されているのは間違いようがなく、どこかのアイドルやモデルと言われても詳しくない人なら納得してしまう程だろう



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