拾伍章─暗号文・発見─
優「殺った奴がいねぇのに、窓が閉まっている、だと…」
健「あぁ、それだけではなく、鍵もちゃんとかかってやがる。」
聡「これを見ろ。」
聡が持っている一枚の紙に、こう書いてあった。
『選ばれした勇敢なる兵士達よ
獣の里に残りし理に従いた、二分されし謎を
一つにして無駄を省き、一も省きて任務を遂行たせよ
二人を手で連れ支を人とし、本より2つ学ばれし寸法で
口頭で伝えし道を。』
城田「じゃあ今日から、微分積分の問題やるぞー。教科書開けー。」
準「あとこれを持ちこたえるだけで、放課後なんだ。寝てなんかいられるか!」
純「よしその意気よ!さぁ教科書を…」
準「zzz…」
純「言ってるそばから寝るなぁ!」
調「暗号文…ですか、それ。」
健「あぁ、どうやらそうらしい。」
執事「どうやら、私が説明せねばならぬようですな。」
健「知ってるんならな。」
執事「最近、名前はまだ判明しておりませんが、同じ紋様を残す軍事集団がいまして。それが領内で殺人や誘拐を繰り返しているので、国としては厳戒体制を敷いているのですが─」
健「なぁ、『仁技体学団』なんてグループ、存在しねぇよな?」
執事「ありますが。国家機密レベル:最大に設定された秘密を、何故御存知で?」
健「あるのか?」
執事「はい。勇者様になら話してもよいと、生前の国王様が仰られてましたので話していますが、これは秘密にしていただきませんか。」
健「いや、それは無理だ。」
アレシア「なっ─」
健「何故なら、その軍事集団がその、『仁技体学団』だからだ。」




