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太田光が暴いた為政者の器――異論を包摂できない政治家は全体の代表者たり得るか
前節「責任の所在を聞くのが意地悪!? 政治家だけに許された、あまりにも楽な仕事の流儀!!!」に記したとおり、選挙特番における高市氏と太田光氏のやりとりが物議を醸している。
一連の騒動について池上彰氏は
「公約が果たせなかったら、どう責任を取るのかというのは、選挙に際しての定番の質問です。ただしこの場合は、総理としては『公約を果たせるように努力します』としか答えようのない質問になりますので、質問の仕方として稚拙ではあったと思います」
と述べたという。ざっくり言えば、あまり意味のない質問だったということである。
しかし太田氏の質問により、図らずも高市氏の以下のような統治手法の特徴が明らかとなった。
・都合の悪い質問には恫喝で応じ、その矛
先が国民に向くことがある
・批判耐性が低い
・包摂より排除を優先する
太田氏が意図したものではなかっただろうが、高市氏の統治者としての適性が露呈した瞬間であり、有権者にとっては重要な情報開示となった。
その意味では、全く無意味な質問だったとも言い切れない。




