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【プロットタイプ】俺と人形の不可思議な関係

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。

これは読者様の問題ではなく、私の問題。


詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。


注意事項2

王と民に近いかも。

逆らわない限り、慈悲を与え続ける。

気になっている映画がある。和風の人形が出て来るものだった。丁度家にある人形と似通っているので、なおのこと興味が惹かれてしまう。

――ほら。これだ。絢香二号。お前とそっくりだろう?

胸に抱えていた人形の空気が僅かに柔らかくなった気がした。どうやら興味を持った様だ。そして同じ様に興味を持ったのは、同居人もだった。

「んえ〜。これ怖いんだって〜。家に来る子にも恐怖心持ちたくないから、今回は見送りかなぁ」

其れに対して嬉しそうな反応を示した事は黙っておく。


俺にとって人形とは道具である。言い方は悪いが、自らに逆らわず、口答えせずに従い続ける限り、庇護下に置くべき存在である。

今日も持ち寄った絢香二号の髪を櫛で梳いていると、鏡花が声を掛けてきた。

「ねー、GWに持ち寄った仏子十三号は、『勝手に歩き回る』って言ってたけど、他の子も似た様な子とあるの?」

俺は櫛を通す手をピタリと止めて少し考え込む。膝の上の絢香二号も身震いした。

仏子十三号の性格的に人を揶揄ったり、 驚かせるのが好きなだけ。故に他の人形と共に事実を述べて、大人しくさせたので、今はそんな事はない。

「いや。『下手に動き回ると、麗衣の拳がお前の顔面を叩き割る』と話して以降、そんな事も少なくなったな」

「え……麗衣ちゃま怖……」

俺の膝の上に座る絢香二号と共に、鏡花の顔も青ざめた。先ほどのホラー映画を語る時よりも、遥かに恐れている。

「彼奴は俺よりも遥かに怪力だから。その上、人形嫌いだ。そんな奴がリミッターが外したら、どうなるか分かるだろ」

俺ぐらい、余裕で吹き飛ばすぞ。

鏡花は少し考える様に視線を逸らした後、気まずそうに口を開く。

「……瑠衣たんは怖くないの?」

「俺にとって人形は道具の一つでしかない。逆らわず、従い続ける限り、庇護に置くべき物だ」

「凄く分かりにくいけれども、大切な存在って事だよね……? 家族に近いもの扱いしてるし」

鏡花の言う通り、ある意味、族と言っても良いのかも知れない。同じ屋根の下で過ごし、手入れをし、必要な時に力を借りる。これこそが最も健全な関わりだと思っている。

「ねー。絢香二号もそう思うよねー。ただ瑠衣たん、嘘は言わないけど、言葉足りないし、捻って来るから」

俺は絢香二号を見る。相変わらず、鏡花と話すのは好きそうだった。

上手い言葉が浮かばないんですよ。

瑠衣と人形の関係。

確かに家族ではある。間違いなく大切な存在。

でもそこまで深い関係では無い。何処までも道具。

同じ視点で話す事はない。人間扱いはしない。


だから王と民に近いのかなと。

自らに黙って従いつづける限り、庇護の対象。

反逆をしようものなら、処罰の対象。


ちなみに

幸江一号 マネキン。

一番ビジネスライク。

瑠衣が望む、人間と人形の理想の関係を保ってる。

主と有能メイドの関係。

瑠衣様呼び。


絢香二号 等身大日本人形。

結構子供っぽい。齢四、五歳の女の子。

遊んでくれる人大好き。

瑠衣くん。瑠衣ちゃん呼び。


絢斗二号 等身大日本人形。

平たく言えばツンデレ。

絢香二号の対人形でボーイフレンド。

瑠衣の事は、対である絢香二号を勝手に引き離すから好きじゃない。

瑠衣がやたら面倒見が良いところも好きじゃない。

気遣ってくれるのも好きじゃない。

人間的に『嫌いになり切れない』ところが嫌い。

なんだかんだ言いながら認めてる。

瑠衣。呼び。


真三号 人体模型。

医療従事者である麗衣の方が関わりが強い。

自分達にビビり散らかす麗衣に対しても、理解がある人格者。※一番不気味だけど。

だから真。

瑠衣様、瑠衣さん呼び。


色香四号 ラブドール

生まれからして恋慕の情を持つ。

瑠衣の面倒見の良さ、扱いの丁寧さから、ガチファンからガチ恋になった感じ。

瑠衣様呼び。


仏子十三号 フランス人形。

悪戯大好き。人間にちょっかい掛けるの大好き。

だから部屋に訪れると、置き場、配置場がちょいちょい変わってる。

其れを見兼ねた瑠衣が、

『ビビった麗衣に顔面叩き割られる。嫌なら大人しくしろ』

と事実(脅し)を話して黙らせた。※従わせた。

瑠衣くん。瑠衣ちゃん呼び。


個性的にはこんな感じ。

一番健全なのは、幸江一号です。

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