第2話、お買い物
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俺は探索者協会やディーラーが入っている大型商業施設ステラモールに来ていた。
目的は武器の新調、ネットで購入した装甲車の納車だ。
なかなか値が張ったので所持金は殆どないが、新しい武器ぐらいは買えるだろう。
そうして俺は探索者協会を訪れた。
ドーム球場5個分ほどの大きさを誇るステラモールの4分の1ほどを占める探索者協会は人でごった返していた。
しばらく歩くと目的の装備販売エリアについた。
さっきの人込みが嘘のように空いているので、ゆっくりできそうだ。
ショーケースに並ぶ武器を吟味していると、
(これは、、)
俺が学生時代に使っていた湾刀によく似た<シャムシール>だ。
刃渡り90cmほどの薄い刃は貧弱そうに見えるが、ダンジョン産の特殊金属でできているので非常に性能が良い。
(50万か~たけえな、、)
少し値は張るが命には代えられない購入しよう。
「すいません。」
と店員さんを呼び購入手続きをする。
書類にサインをして探索者ライセンスを提示して銃刀法に関する説明をされ、、、
予想よりはるかに時間がかかってしまったが、問題なく自宅に送ってもらった。
次に来たのは、一階にあるディーラーだ。ここでは装甲車の納車行を行う。
装甲車と言っても外見は、少し大きいsuvといったところだが、
特殊な装甲を使っているので、通常の自動車に比べ5倍近くの金額になる。
書類を書いているときに店員の訝し気な視線を感じたが気にしない。
この年齢で装甲車の購入、しかも一括払いだ。きっと珍しいのだろう。
手続きを終え装甲車とご対面する。
「シオン社のレイヤー2.0、水素エンジンモデルです。」
そこには黒のsuvがあったが、新車特有のテカテカは一切なく武骨な雰囲気を纏っている。
ドアは鍵がかかっているのかっと錯覚するほど重い。
やっとのことで乗り込み使用感を確かめる。
「このまま乗って帰られますか?」
「はい、そうさせてもらいます」
教習場いらい乗っていなかったので緊張しながらエンジンを掛けた。
<ブウゥゥゥゥゥン>
と心地の良い排気音がする。
すぐに家に帰るのがもったいなく感じたので、少しドライブをしよう。
ディーラーの車庫から出ると、日が傾いていた。
そういえば大阪首都高のリニューアル工事が最近完了したらしい。
カーナビをセットする。
「ひとっ走り行こうか」
***
首都高についたころには周りはすっかり暗くなっていた。
首都高に入ると周りに燦爛たる夜景が見える。
橋を渡ると下に貿易倉庫が見えるてきたので、
楽しくなって車の窓を開けが風が強すぎる。
「寒ううぅぅ」
気持ちいと思ったが、寒すぎて一瞬で窓を閉じた。
飽きてきたので、1時間ほど車を走らせ帰宅した。
夕飯を食べ風呂に入り、明日の準備をする。
明日は、東京の危険区域に行く前の準備運動がてら近場のダンジョンを攻略のだ。
シャムシールとバトルナイフを念入りに研ぎ、革製の胸当てとガントレットを縫い直す。
「準備よし!」
やることを終えると、鋭気を養うためにその日は早々に眠りについた。
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