最終章終了時点 キャラクターの強さとかその他色々
前回は第六章時点でのランキングでしたが、今度のは最終評価。しかも、今回はステータもお付けしています。とは言っても、ステータスが絶対的な強さなわけではありません。
今回のランキングも、相性などは考えていないものですし、総合評価によるものでもありません。本人の立ち回りや、ステータスでは測れない部分も含めた評価ではあるものの、上位キャラが下位キャラに負けることは普通にあります。
あと、そのキャラクターの設定を軽く披露します。
・ステータスの基準
0〜100の間で原則決まる。
逸脱者の基準となるのは、ステータスのうちどれか一つでも80以上となったとき。
◇ステータス
体 力:HPや持久力、スタミナ。
魔 力:MP。
物理攻撃力:筋力、腕っ節の強さ。武器を使う場合の強さ。
物理防御力:肉体の硬さ。
魔法攻撃力:魔法の出力。
魔法防御力:魔法に対する硬さ。
能 力:能力の練度や、そのものの格。
素 早 さ:移動速度、瞬発性。反射神経も含む。
知 力:頭の回転速度。応用力。知識は含まない。
◆第一位【メーデア】
◇ステータス
体 力:100
魔 力:100
物理攻撃力:100
物理防御力:20
魔法攻撃力:100
魔法防御力:100
能 力:100
素 早 さ:100
知 力:100
身 長:170cm
好きなもの:自由
嫌いなもの:神全般
◇設定、背景など
作中最強。ステータスは物理防御力以外オール100。
使える魔法は全てで、ラーニングすれば他人のオリジナルマジックでも使えます。
このキャラクターは最強の敵であり、純粋無垢な邪悪をイメージして作りました。ただし本人にはその気がなく、やりたいからやっているだけです。
特にモデルとかは居ないです。
エストに似ているが、決定的な違いがある魔女ですね。作者的には、彼女を主人公にしたスピンオフが作りたいくらいには好きだったり。ヴィランとして好きな要素を詰め込みました。
◆第二位【エスト】
◇ステータス
体 力:75
魔 力:100オーバー
物理攻撃力:70
物理防御力:10
魔法攻撃力:90
魔法防御力:100
能 力:100
素 早 さ:100
知 力:100
身 長:169cm
好きなもの:魔法、紅茶、甘いもの
嫌いなもの:苦いもの、酸っぱいもの
◇設定、背景など
メーデアと同じく、ほぼすべての魔法を使える才能を持っています。
見て分かるようにステータス自体はメーデアより劣りますが、最終戦では彼女は自分の得意を押し付けていたため優勢に立ち回れました。何よりメーデアが滅茶苦茶消耗していたことが原因です。
両者が万全の状態かつ、正面から戦っていたら負けていたのはエストの方でした。
◆第三位【イザベリア】
◇ステータス
体 力:40
魔 力:100オーバー
物理攻撃力:50
物理防御力:10
魔法攻撃力:100
魔法防御力:100
能 力:80
素 早 さ:90
知 力:95
身 長:155cm
好きなもの:エスト
嫌いなもの:狭いところ
◇設定、背景など
可愛くて強くてかっこいい最強。
才能が占める割合は上位二名と比べると少なめですが、魔法史が始まってすぐから生きているので相応に強い。
メーデア、エストにはチート能力があるからイザベリアが三位ですが、魔法使いとして見れば一番強いです。あと死に戻り能力をフル活用できればメーデアに単体で勝てます。が、マサカズほど狂ってないのでその前に精神面でイカれます。イカれたらどうなるかって? 第二の殺戮者になります。そしてそうなればストーリーもクソもありません。
◆第四位【イリシル・エド=レーウェン】
◇ステータス
体 力:100
魔 力:70
物理攻撃力:100
物理防御力:100
魔法攻撃力:100
魔法防御力:85
能 力:0
素 早 さ:95
知 力:60
身 長:2088cm/197cm
好きなもの:家族
嫌いなもの:野菜、冷たいもの
◇設定、背景など
影は薄いですが、普通に最強格。破壊力トップ。やはりドラゴンは強いです。
彼の種族は四足竜ですが、突然変異で六足となりました。翼に腕がある感じですね。イメージとしてはゴア・マガラです。盲目ですし。
ドラゴンですけど、多分登場キャラクターの中でも常識人枠。マサカズに育てられたからですね。
◆第五位【アレオス・サンデリス】
◇ステータス
体 力:100
魔 力:30
物理攻撃力:100
物理防御力:80
魔法攻撃力:20
魔法防御力:60
能 力:0
素 早 さ:100
知 力:70
身 長:191cm
好きなもの:聖神、家族
嫌いなもの:魔族
◇設定、背景など
作者のお気に入り。
魔族特攻を極めているので魔族からすれば一番会いたくない奴です。魔族以外でも会いたくないです。だって彼、ハチャメチャに強いから。転生とか魔族化とか除けば、現地人最強。
モデルはHELL SINGのアンデルセン神父です。分かる人はすぐ察したんじゃないですかね、
◆第六位【黒井正和(全盛期)】
◇ステータス
体 力:90
魔 力:95
物理攻撃力:85
物理防御力:50
魔法攻撃力:90
魔法防御力:100
能 力:0
素 早 さ:70
知 力:75
身 長:178cm
好きなもの:珈琲
嫌いなもの:甘いもの
◇設定、背景など
出ました主人公。尚ここで出てくるのは最初の魔法使いとしての彼です。
彼のコンセプトはずばり、力が一歩足りない現実主義者です。理想こそ掲げますし、そこそこの実力はありますが、それに至るにはあと一歩足りない実力。主人公というよりは師匠、先駆者的なキャラクターですね。あと色々なことが高水準でできるものの、その程度。天才に限りなく近い凡人です。
しかし、人を言葉で支配する才能はあり、ここで主人公力を発揮します。あと目的の為には手段を選ばない性格なので、この才能も相まってラスボス適正は抜群。ラスボス枠なら下手すればメーデアより厄介ですね。彼女は舐めプしますが、マサカズは絶対にしないので。
◆第七位【ミカロナ】
◇ステータス
体 力:90
魔 力:85
物理攻撃力:70
物理防御力:30
魔法攻撃力:80
魔法防御力:80
能 力:90
素 早 さ:95
知 力:85
身 長:175cm
好きなもの:苦痛など
嫌いなもの:なし
◇設定、背景など
しぶとさの権化。強さランキング七位ですが、多分トップ層を複数相手しても生き残ります。絶対に爪痕を残す。
魔女化する前から割とイカれてるので、他の魔女と比べても異形化したことへの精神的ショックは少なかったでしょう。生粋の狂人。幼少期はそれを自覚しつつも抑えていましたが、歳を重ねるにつれて我慢できなくなっていきました。
構想時点ではすぐに死ぬ予定でした。七章で退場させるはずでした。瘴気なんて獲得せず、逸脱者にもならず、覚醒アレオスにボコボコにされて負ける予定だったのです。でも書いていくうちに「あれ? こいつが潔く負ける姿が想像つかない」と思い、急成長していきましたね。何なのこいつ。
ちなみに、このキャラを作ろうとしたきっかけは、ボクっ娘キャラが書きたかったからです。
あと、エストにぶち込めなかった(主人公として最低限の品性やらなんやらを保つため&他の要素との兼ね合い)性癖をぶち込んだキャラクターでもあります。
◆第八位【セレディナ】
◇ステータス
体 力:100
魔 力:40
物理攻撃力:90
物理防御力:50
魔法攻撃力:55
魔法防御力:60
能 力:85
素 早 さ:90
知 力:60
身 長:154cm
好きなもの:血
嫌いなもの:なし
◇設定、背景など
勇者と魔王の子供って面白くね? ってことで生まれたキャラクター。魔王であり、勇者であり、エストが決して善人ではないことを示す重要ポジション。吸血鬼ではあるものの、他の魔族ほど人類蔑視の色は薄かったり。
彼女は「人の死には意味がある」という思想を持っていますが、だからといって「死は美しいもの」とかは思っていません。この思想はどちらかといえば願望に近く、死ぬことに意味がなければあまりにも虚しいという考えから来るものです。
強さに対しては一定の敬意を払っており、しかも、それは心の強さのこと。
魔王ではあるものの、勇者でもあり、主人公適正はとても高い。多分彼女を主人公にしたほうが王道展開できます。
と、まあ、かなりの常識人枠。この作品の数少ない常識人、人外ばっかな気がしてきた。
◆第九位【マガ】
◇ステータス
体 力:80
魔 力:40
物理攻撃力:100
物理防御力:20
魔法攻撃力:30
魔法防御力:75
能 力:0
素 早 さ:90
知 力:50
身 長:166cm
好きなもの:わからない
嫌いなもの:わからない
◇設定、背景など
ぶっちゃけそこまで思い入れはありません。ほぼ設定と辻褄合わせのために作ったキャラクター。私の作風では割と珍しい作り方ですね。
強いて言うから作中きってのマジで可哀想な被害者ってところです。普通に生きてたら、瘴気適正があるからという理由で瘴気をぶち込まれて怪物になった元人間。
うーん。語ることがあまりない。
◆第十位【ルトア】
◇ステータス
体 力:50
魔 力:95
物理攻撃力:60
物理防御力:25
魔法攻撃力:80
魔法防御力:95
能 力:100
素 早 さ:90
知 力:100
身 長:177cm
好きなもの:魔法、シチュー
嫌いなもの:なし
◇設定、背景など
ルトアは「逸脱者に至れなかったエスト」というイメージです。
土台はしっかりしていますが、メーデアに関しての後悔やらなんやらできっかけが掴めなかったのが原因ですね。
もし彼女が逸脱者となったのならどうなるか? トップスリーに君臨しますね。能力を考えてみてもください。ルトアの能力は中々にえっぐい性能してますからね。能力を第十一階級魔法で補正したらもっとやばくなります。
彼女が生まれた経緯としては、先代の魔女で、かつエストに大きな影響を与えたキャラクターを作りたかったから。また、前作主人公的な存在を書きたかったからですね。
物語開始時点で故人になっていますが、物語にとてつもない影響を与えています。メーデアが勝てなかった理由の一つでもありますからね、彼女。
◆おわりに
いかがだったでしょうか。
最初にも言ったとおり、本ランキングはカタログスペック順のようなもの。当然、実際の強さは変動しますし、相性や状況次第で、格下相手にも負けるのが普通です。
さて、ここからはこの作品に対しての、私こと作者の感想です。
まず⋯⋯もっとストーリーを練ればよかったと思いましたね。後付、改変、ご都合主義等々⋯⋯かなり多かったです。理由は単純明快で、大雑把なストーリー、設定しか作っていなかったこと。また、プロットも作るだけ作って、ほぼ見ずに本文書くことがあり、アドリブやらなんやらをぶち込みまくることが普通にありました。だからこそ生まれた要素もあるにはありますが、最初から作り込んでいれば伏線、匂わせ、描写に説得力ができたのではないかと思います。エストの能力とか正にそうです。あれできたの四章時点ですからね。それまではマジで普通に使いづらい記憶操作能力でしたもん。メーデアの殺し方も最初は決まってませんでした。力技でぶち殺そうかなとか思ってましたね。
と、反省点は数多くあるものの、別に商業作家なわけではありませんし、そもそもの始まりが「エストという私の好きなもの詰め合わせセットが活躍するファンタジーが書きたい」ですから、それができたので私的には満足かな、と。
あと、これは知ってる人少ない、というか多分いないと思いますが、私の処女作今作じゃないんですよね。今作の初期に同じく投稿していた戦記物があったんですが、書いている途中でエタってしまって辞めちゃったんですよ。私自身に戦記物を書けるような知識はなかったですし、ストーリーを作るノウハウが全く無い状況で、なんならプロットも作らずに書きながら考えるとかいう状況。なのに史実を元にしたわけでもないという⋯⋯今思えば無謀にもほどがあるのに書き始めた作品でした。
書いててあまり面白くなかったので削除して、今作、白魔女に専念した、というわけです。
なので、書きたいものが書けて、尚且つ完結までさせられたというのは、作者である私にとっては非常に嬉しいことだったのです。だからこそ、今作は荒削りではありますが、思い入れがあり、楽しかったと思っています。
次回作はもう決まっていまして、ストーリーも今作よりかは作りこんでいます。まあどうせアドリブぶち込むでしょうけど。何なら一話書いている時点でそうなっていますからね。二部構成が三部構成になるとは思わなかった。
更に次の作品もちょっとは考えていまして⋯⋯それこそ、正真正銘の処女作のリメイク。もう一度チャレンジ、戦記物です。
かつての記憶はほぼ消え去りました、というか消し去りましたが、どういう物語にしたかったかは覚えているので、いつかは書きたいなぁ⋯⋯と。それまでに一作品を終わらせないといけない上に、軍事知識を仕入れないと⋯⋯ミリオタの人って、どうやってああいう知識を仕入れているんですか? 軍事関係の本とかどれ読んでいいかわからないよ⋯⋯。詳しい人、教えてください。
では、これにて終わりとさせて頂きます。
本編は終了しましたし、今の所スピンオフとかSSとかやる予定はありませんが、気が向いたらやるつもりなので、本シリーズ「白の魔女の日常譚」は完結設定にはしません。ただ、更新は年単位でないかもしれないので、そのあたりはご了承ください。
ご精読、ありがとうございました。