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教えて、イザベリア先生! 〜第三弾〜

『夏休みが終わり、読者の皆さんはどうお過ごしでしょうか。ちなみに作者はリアルのドタバタもあってメンタルがボコボコだったよ』

「あの程度で気落ちするとは⋯⋯軟弱者だな」

『それはそうだけど、ま、仕方ないんじゃない? あいつ、まだ子供だし』

「ティファレトは不貞寝なんてしないぞ」

『⋯⋯普通の子供と黒の教団幹部は比べてはいけないでしょ』

「それもそうか」

『はい、というわけで今回のゲストは黒の教団幹部、王冠、ケテルだよ』

「本編だとさっそく殺し合うような間柄だが、やけにお前は冷静だな?」

『まあね。ここは本編関係ない世界だし。あなたの主は普通に嫌いだけど』

「⋯⋯⋯⋯」

『さて、ケテルをゲストに呼んだのは黒の教団関係の設定紹介のためだね。じゃ、暴露していこうか』

「本編でもう分かっていることだけだな?」

『勿論さ。まず一つ目、元ネタについてだね』

「分かっている人も多いだろうが、セフィロトの樹だ」

『実はこれ伏線だったりするんだよね。魔法があの世界本来の技術ではないっていう』

「でも作者は神話にはさっぱりだからな。名前だけ借りて、セフィラの色を全く考えていなかったりしている。もし設定の書き直しができるなら、私の髪色を白にしたいそうだ」

『こんなんだからストレス抱えるんだよ。ちゃんと調べてから行動に移せって、いつになったら覚えるんだろ』

「そうだ」

『⋯⋯え? それ以上言うな? ⋯⋯まあいいよ。今度エストちゃんの際どいイラストとか、お色気シーン書いてくれたら許す』

「お前何要求しているんだ?」

『で、黒の教団はセフィラを幹部にして、下っ端も数多く居るんだよね。何がヤバイって、この下っ端共強いの』

「転移者レベル⋯⋯あの世界だと人間最高峰レベルに片足突っ込んでいるからな。戦い慣れていない転移者ならば、複数人で掛かって確実に殺せる」

『でも魔女クラスにはボロまけだからなぁ⋯⋯ぶっちゃけ、雑魚相手でもなければメーデア一強。第六章もメーデアの力で何とか戦いになってるだけで、居なければ⋯⋯いやでも結果は変わっていなかったかな』

「メーデア様に頼りっぱなしなのは事実だ。我々も強くならねばな」

『ちなみに、幹部の実力の平均は大体無名の魔人ぐらい。個人差は結構あるけどね。ティファレトとかは例の武器ありで、無大罪時代のレイと同程度だけど、マルクトは転移者三人組に負けるから。あくまで平均だよ』

「しかし彼らはその分他に特化しているからな」

『だね。⋯⋯次に、第一章の話のタイトルにもあったクロノカゴについて』

「それは単純明快。メーデア様が我々に与えてくださった加護のことだ」

『加護って神から与えられるものなんだけど』

「神から与えてもらったものだぞ」

『⋯⋯⋯⋯』

「⋯⋯⋯⋯」

『まあいいや。⋯⋯と言うか、話したいことあんましないなぁ。何かある?』

「私の正体」

『デーモンロードでしょ? というか、今の本編だとあなた弱くなってない? 強化イベントなくなったし』

「その辺は大丈夫だ。あの作者が主人公陣営に優しくなるわけがない。本当の最終決戦については、何とかするらしい」

『そ、そう⋯⋯』

「達成値決めて本気の運任せシナリオにしようかと思いついたらしいぞ、今」

『不味いでしょ。当初のプロット通りにしなさい』

「⋯⋯話すことがない。というか話せることがあんまりない」

『マガについて』

「ああ、あれは我々の実験結果だ。何やかんやあって暴走されたが」

『実際かませだよね。そこまで弱くないけど、逸脱者としては弱い部類。まあ、逸脱者って時点で理内に居る限りほぼ勝てないんだけど』

「計画に必要だったんだが、あの場にはお前や白の魔女などなどが居たしな。本当、かませにしかならなかった」

『二週目には場を乱す役として活躍して貰いたいね』

「⋯⋯無理では?」

『いけるでしょ。力に慣れたら』

「それ早期の段階で暴走するってことじゃ」

『えと、折角だし逸脱者について話そうか、最後に』

「こいつ話を被せてきやがった」

『逸脱者は簡単に言えば世界の理を無視できる存在のことだね』

「もう字面が強い」

『とはいっても完全に理を無視すれば、下手すれば存在が消滅しかねないし、戦闘力がなくなるから、逸脱者は理の制限だけを無視しているんだ』

「都合良いな」

『まあね。例えば魔法だと、魔法の制限を一部無視することで第十一階級が使えるようになるからね』

「だとすれば、魔力を無限にしたり、魔法の攻撃を無効化したり、いけそうなものだが」

『んーっとね、そもそも第十一階級魔法がイレギュラーなだけで、大抵、制限と恩恵は表裏一体なんだ。制限を無視すれば、恩恵も無視することになる理が殆ど』

「と、言うと?』

『魔力の制限があるから自壊しない。ロアは能力の権能だから耐えられているけど、能力なかったら死ぬ。エストちゃんも一度に貯められる魔力量自体には制限あるからね。で、魔法を一切効かなくすることもできるけど、その場合自分も魔法が使えなくなるんだよ』

「なるほど」

『第十一階級も、消費魔力量の制限もなくなるから、下手なもの使えば一発で魔力枯渇による死も有り得るリスク持ってるからね』

「怖い」

『そうそう、これは備考だけど、逸脱者になる条件には、ある一定以上の強さが必要なのは皆知ってると思うけど、他にも精神的なものも必要なんだよね。エストとかまさにそう。強くなろうとする、『欲望』を自覚するようなきっかけが最後の最後に必要になることもある。その辺は完全に人によるから、よく分かんないけど』

「へぇ」

『ま、今回はここまで。久しぶりにこっちで話せたし、満足』

「私が本編再登場するのは何ヶ月後なんだろうか⋯⋯」

『さあ? じゃ、またね』

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