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【主観的評価と客観的評価、それぞれの落とし穴Ⅱ】
……よく言われますのは、主観的評価は、よくない、という言葉です。
感情を抜いた客観的評価こそが正確で、より、素晴らしいと……。
……けれど、どうかしら、……目の前のあなたは、客観的評価に感情が要らないと思えて?
……目の前のあなたは、……主観的評価に、客観的要素がなく、感情的であると……思えて?
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……私は、そこまで割り切れないわ。……たとえ、客観的評価をしようとしても、感情が全く要らないということはないわ。主観的評価に全く客観性がないとも言い切れないわ。
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……怖いのは、主観的だと思っているのに実は感情がなくて客観的評価がより多く混じっている心理であったり、
……怖いのは、客観的だと思っているのに実は、感情が多くを占めていて無意識に主観的評価が多く混じっている心理であったり、すると思うの。
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……ね、目の前のあなたは、どう、思われるかしら……?
……私は、それを、『……評価の落とし穴だと思うの』