第6話 メリアの心とクロードの思い 前編
ブックマークありがとうございます
話しが長くなりそうなので前編・後編と分けて書くつもりです。
時間率は、白騎士の隊長のシリウスに呼び出された時間に戻る
城に到着した俺は、一度騎士宿舎に戻り騎士の正装服に着替え城の執務室に行くと、近くの同僚からドアが開けられ、中に入るなり驚いた。
騎士全員が揃っていたまでは、別にいい
ただ、なんであんたがここに来てんだ!
「なんであんたがいるんだ! ヴェス」
そう真ん中の執務机でシリウスの横に腕組みをし、自然と空間に幼馴染み立っていた人物
我が王国第1王子ルーヴェンス・セルナルドがいた事に本気で呆れていたとき、シリウスが口を開き
「クロード、ルーヴェンス様は私が呼んだんだ。大事なようだと知らせたはずだろう!」
と説明され、あ! 仕事モードだ。と緊張感のない事を思いつつ周囲を見ると、言いたいことは分かると言わんばかりに頷かれた。
「そうか、了解した。説明を頼むシリウス」
俺はそう言い赤騎士の隣りに整列する
さすがに、空を駆けて皆をよく集められたとチラッとヴェルスを見たら、親指を立てて見せてきた。
後で、お疲れ用に菓子でもやるか! と思いつつシリウスが説明を始めた。
なんでも、ローズ宰相が結界の歪みを見つけたまでは、いいが怪我を負い治療院に運ばれたらしい。うん、ここはヴェルスから聞いた事だな。
しかし、次に聞いた言葉に俺は驚く事になった。
「ここまでは、ヴェルスに聞いてると思うが、ここからが重要なんだ。実はな黒い狼型の魔獣が二匹現れていた、そして、一匹は宰相を助け、もう一匹は宰相を襲っていたんだ。それも襲ったほうは人間に変化していたな白銀の髪の男の姿をしていたな」
「うわ! それって透視スキルでみたんですか?」
「まあな。宰相は俺と同じで負けず嫌いだから監視してただけだ」
「シリウスはプライベートを覗くの好き、変態だから」
「ヴェルスもリュウセイもなに言っている。必要なやりかだ。変態じゃなく趣味だ、暇潰しのな!」
「シリウス隊長、それ墓穴を掘ってるわよ。話しを続けてその銀髪の男が宰相を襲って何処にいったの?それが重要なんですよね?」
黒騎士のスペリア・フジテリスが脱線した話しを元に戻した。冷静な判断力で物事を判断するスペリアは、ほとんどの時間を研究室に引きこもっている。
実力的にも能力は強く後衛を主にしているが、俺達の魔道具はスペリアの製作により助かっていると思っている
髪色は黒く艶があるが瞳色は赤色と妖しく美人だ。
まあ俺好みではないがな、どっちかと言うとメリアの方がいいな。あの笑顔は可愛い┄┄┄┄┄ってなにを思いだしてんだ俺は!
ブンブンと顔を振り、思考を遮断しシリウスに視線を移すとシリウスは顎に手を当て一度、息を吐くなり話し始めた
「実はこの男は銀牙の魔主というメンバーの首領をしていてな、ルーヴェンス王太子の結界を歪ませて壊そうとしてるんだよ、壊す要素は魔獣規制の力を解放だと判断したわけだ」
「それで、シリウスは私達を呼んだのね納得だわ。でも、どうして王太子を呼んだわけ?」
「それはだな┄┄」
「シリウス、それは私が話そう」
ルーヴェンスがシリウスの話を中断させた後、俺達を見据えた。普段の優しい瞳ではなく、目を細め
「お前達に改めて命令を下しにきたのだ。結界を壊す者を捕縛しろとな!」
「理由はなに?」
「強制的、面倒くさい。」
「こらこら、ヴェルス」
「ヴェスは結界を壊された時に、倒れる確率があるから、だろう?」
まわりくどいルーヴェンスの言い方に、俺が口を挟み発言すると、一斉に騎士全員メンバーの視線が集まった。
そしてルーヴェンスに睨まれ、シリウスからは呆れた表情を向けられて。不愉快だと睨みかえしたら二人からハア~とため息が出ていた。
何だろうな、非常に納得いかないんだが?
それからは騎士全員による問いかけや、二人の説明やらでしっくはっく、していて忙しいようだった。
なるほど、こうなるから言わなかったのかと納得した。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
王太子のルーヴェンスの説明に、騎士全員は納得をしたあと次の話題になった。
「てまあ、納得したならいいとして、弥生さんが宰相の事で話したいと呼び出されているのだが、これるか?」
「うーん。私はパスね、弥生と会うと喧嘩しそうだから」
「おれも、パス。今日は女の子と遊ぶ約束してるから」
「無理」
黒騎士と紫騎士、茶騎士は拒否る
俺はメリアの事がすぐに頭に浮かび、心配と弥生さんの内容が気になってたため参加する。
赤騎士、青騎士、黄騎士も参加するが、王太子のルーヴェンスは首を横に振り
「私は、いけん。まだ仕事があるんでな」
残念そうな表情をしているが、最初からルーヴェンスに着いてこいとは思っていない俺達は、口をあわせて言っていた。
「「「「ついてこなくていい!!」」」」
「そんなに、声を合わせ言わなくても、いいだろうが」
むす~と頬を膨らませ拗ねる王太子って、可愛くないぞ
男がやっても、いや一名、スペリアが可愛いと呟いていた
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
治療院は城からは30分ぐらいの距離に立っている
外壁は白く清潔感があり、院長は弥生さんの旦那がしていて腕がいいと評判だ。
俺達は病院につくなりシリウスが先頭に治療院に入る
待合室の所まで行き、シリウスが弥生さんを呼ぶために受付けに話していたときだった。
「なあ、あすこにいるの、宰相の娘のメリア嬢じゃないか?」
リュウセイが急に、そう言っていたのを聞いてドキッとした。ここにいるのか、と待合室の周囲を見るとちょうど彼女も俺に気づいたのか、バッチリと目が合ってしまう中で彼女が照れくさそうにお辞儀をしてきた。
俺もお辞儀を返すと、彼女がハニカンで来て妙にこそばゆくも嬉しく顔が赤く熱を帯びた。
咄嗟に胸を当てると、心臓の鼓動が速く汗が出ていた。
すると、赤騎士のヴェルスが俺を見て
「どうしたの? 顔が赤くなってる。熱あるのか?」
と心配そうに声をかけてくる。俺はマジかと顔に手を当てていると、近くにいる他3名がクスクスと笑い
「「「そうか、クロードにも春がきたんだな」」」
と生暖かい視線を向けて言われ、はあ~?と思う中で気づき怒鳴りつけようとしていたときだった。足音が俺達の近くに来るなり呆れた物言いが聞こえてきた。
「おや! もう来たのかい、あんたたち?」
「呼び出しといて、それはないだろう?」
「そうだ、僕達、暇じゃない」
「まったくだ。重要がなくば来ないぞ?」
「うんうん」
「それで、なんのようだったんだ」
俺達も負けず劣らずに、言い返した後に要件を聞くことになる、なんでも宰相にはある毒素が入っており、協力してほしいと提案をされることになった。
しかし、赤騎士と黄騎士、青騎士は用があると拒否をした。が断った理由に引っ掛かりを感じながらも、俺とシリウスだけが協力することになり、弥生さんの後を着いて行き診察室へと移動する中で、一瞬メリアの事が過る
あのこは弥生さんの言っていた事で、妙な行動をとらなければいいな? と心配になったが、今日渡したアクセサリーが彼女を守ってくれるだろうと心の中で祈った。




