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白騎士は黒い狼に恋をする  作者: ユミエリ
第1章 白騎士は黒い狼に恋をする
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第1話 月夜の散歩

初投稿です。

黒い狼と白騎士の出逢いは月夜の下でがテーマでかきました!お楽しみ下さい。



月の明るい夜の中に、一匹の黒い狼が森を駆けていました。

楽しそうに、風を全身に浴びながら

今日は満月、魔力も高く魔物や精霊が月明かりを浴びて身体に魔力を溜めるには、とても良い条件が揃っていて┄┄

気持ちいい、木から木へと渡る


そして大きく立派な、お気に入りの場所へとたどり着く、黒い狼はその場所で眠る

それが習慣になっていた

しかし、そんな黒い狼の隙を1人の人物が見ていた。


「綺麗だな、この犬。」


静かに呟くと、近づき良く見ようした。

その時、黒い狼は気配に気づいて、去っていく

見ていた人物は、「あ!!」と声が漏れてしまう、残念そうな声がでた。


なにやってんだよ! 俺は?


今更、後悔しても意味がないのに、ため息がこぼれた。

俺の名はクロード・キル・ファルナ

セルナルド王国の白騎士にて副隊長を勤めている


俺が、何故にここにいるのか?

今日、幼馴染みの白騎士の隊長のシリウス・コードのせいで面倒臭い事を頼まれた帰りに、夜の散歩と繰り出していた。どうせ、遅くなったしな!


そんな時に、黒い影が空を駆けて行く姿を見かけて

つい、仕事柄、怪しい者は調べないと気が収まらない達のため、無意識に追いかけてしまったんだよな?


でも、凄く綺麗な黒に艶やかな毛並みの大きな、野良犬だった。あーーくそう! 近づいて触って見たかった!


野良だから最初は警戒されるだろうけど

気配に敏感な奴め!!

逃げられたら、追いかけたくなる


次にまた、挑戦したくなってきた、犬好きを舐めるな

と一人の男が決意を固めて、握り拳をしていた。


◆◇◆◇◆



黒い狼は人に見られたショックで、酷く動揺していた。

手が震えて、心臓が早鐘を打つ

早く、早く家に帰らないと!

風を味方につけて、走り駆ける!


城下町の貴族が住む、大きくて外壁や家の外側も黒い館の2階の部屋に黒い狼は入る

風のように部屋に入った黒い狼は、光りを放ち人の形をとり服は自動的に現れて白いワンピースに身を包む

髪の毛は黒く肩まで、少しウェーブがかかっていた。

そんな黒髪の女性はベッドに行き、倒れた後


「誰かに! 見られた! 絶対絶対に! どうしよう、騒ぎ、起きないよね!! 黒い狼の魔獣襲来とか、イヤだ!!」


ベッドがシワになるほどに叫び、暴れている私は

メリア・シルフィナ、獣人と人間のハーフに生まれた女性です。まだ、花の15歳なの。

ところでなんで? 私がここまで動揺しているのか?

それは


コンコン、ガチャ!


と音がして、部屋の扉が開きます。

私はそろ~と、扉へと目線を向けると

呆れたように、眉を下げた侍女のミラと私の親で黒の館の主人のローズ・シルフィナが部屋の中に、入ってきました


34歳なのに子供がいるとは思えないほどに若い顔立ちで

ご婦人達からは人気があるんですよ!

少々、現実逃避をしてお父様が私に近づき隣に腰をかけ、

呆然といている私の頭を撫で


「メリア、今日まさか、外に出てないよな?」


とてもとても、低い声が私の頭上より聞こえてきました。

私は、どうやって状況を打開しよう?

と思いましたが、嘘などお父様にはすぐにバレてしまう

勘が鋭いのは経験済みですから、素直に話します


「満月が綺麗で、ついフラフラ~っと、気づいたら外に┄┄┄┄┄ごめんなさい!!」


ズボッとベッドに顔をふせて、お父様の顔を見れないで

いる私に、お父様は撫でる手をとめて


「やはり出ていたのだな?」

「たが、他の者に目撃されて、いないようで安心した。目撃などされたのなら、俺はその者に何をするか、わからないからな!」

「なあ、メリア!」

「┄┄お父様?」


なにやら物騒な物言いが聞こえて顔を上げると

いつものお父様の優しい表情がありました。

いまのは、聞き間違いでしょうか?

首を傾げてしまう私に、また再び頭を撫でられて

気持ちよくて、ベッドに顔をふせて眠りにおちたのでした。


前半は白騎士のクロード、後半は黒い狼のメリア視点です。さあ、いったい、この二人はどんな感じになっていくのか?書いてる本人にも、わかりません

気長にお付き合いください

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