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月の光  作者: 麗音
1章
28/45

28話

結界内に戻ると全員が心配そうに出迎えてくれた。

今は16時なので、とりあえず私とライゼン、タマキで私の部屋の家具を寝室中心にセッティングするようシャナリーゼに言われる。

レフィーリアはティナと自分の部屋のセッティングに行き、シラーとソウマは医務室の整理をする。

その間にジオルド、シャナリーゼ、ルイは夕食を作りながら話し合いをするらしい。


18時になった。

私の部屋は寝室だけではなく全部家具を配置し終わった。

後は本棚に本を並べたり、服を仕舞ったりすれば完璧だ。

明日一緒にしようと、タマキと約束する。

夕食を食べるためにダイニングルームへ向かう。

夕食中、ジオルド達3人はとても難しい顔をしていた。

夕食後リビングに全員で移動しやっと3人から説明が始まった。

「あの2人はすらっとしていて金髪に青い目の男がカイン。背が高くてガッチリしている赤茶色の短髪に茶色の目の男がウォルドといいルーベンス国の公爵と伯爵の息子で魔法騎士でした。2人は幼なじみで半年前から魔法の研究の為に旅に出ていました。国が滅ぶときも、滅んでからも」

「というのは表向きの理由です。2人は他国に情報を売り渡した為、国外追放になったというのが事実です。2人はある国に1年間留学していました。それがバーレンシア帝国でした。バーレンシア帝国の学校で仲良くなったのが帝国の皇太子ブレイド・バレアでした。ブレイド・バレアはレイラ様の姉上ジュリア様に懸想しており、2人からジュリア様の情報を聞き出していました。それくらいなら問題はありません。しかし2人が留学してから次々と国の上層部しか知らない情報などもバーレンシア帝国に流れて行きました。時期が時期なので真っ先に2人が疑われ、1年の留学から戻った後に国外追放となりました。2人は無実で2人の叔父が権力欲しさに情報を流していたとわかったのは、バーレンシア帝国の敵襲を受けてからでした」

ルイとジオルドが言う。

「しかし2人とバーレンシア帝国が本当に繋がっていないとは言い切れないのです。皇太子と仲が良いのは周知の事実でしたし、国外追放後はバーレンシア帝国にいたといううわさもありました。もし追っ手だとしたら大変です。シャナリーゼ、本心ではどう思いますか?」

と言ってルイはシャナリーゼを見る。

「本心もなにも信用できない。それだけですわ」

「カインとは婚約者だったでしょう?少なくともここにいる全員よりは彼の情報を知っている。判断材料をください」

ジオルドが衝撃発言をする。

シャナリーゼに婚約者がいたことは知っていたが彼だったなんて。

半年前に婚約破棄をした前後のシャナリーゼは失敗が多く、よく呆然としていた。

気の強いシャナリーゼが夜に泣いていたときもあった。

婚約者が好きだったんだろうなと、思っていた。

その元婚約者が金髪の彼だったなんて。

「昔のことですし、婚約は破棄されています。それをいうならウォルドと貴方は同じ寮室でしたわよね?貴方も詳しいのではなくて?」

シャナリーゼがジオルドに言う。

2人が一触即発の空気になりそうだったが

「2人とも今することは何ですか?お仕置きされたいのですか?」

とルイの言葉で2人はにらみ合いを止めた。

私は思わずお仕置きのイメージをしてしまい、イメージが伝わった全員が顔を青くする。


「とりあえずあしたふたりをここへつれてきてください。このようなはなしをそとではできませんし、レフィーリアのひこうのうりょくであればここがわからないようにカモフラージュしながらとべるでしょう?」

と言いながらレフィーリアを見ると、頷いてくれた。

「ではそういうことにしましょう。レフィーリアとシャナリーゼでむかえにいってください。ほかはきゃくしつのじゅんびときょうかってきたもののせいりをごぜんちゅうはして、ごごはふたりとはなしをしましょう」

と結論を出すが、反対するものはいない。

「あとシャナリーゼ、きょうとあしたはわたしとねましょう。へやにかぐをせっちするじかんがないでしょう?ととのうまでいっしょにねましょう」

と無理矢理誘うが、シャナリーゼは苦笑しながら了承してくれる。

その後は順番に完成したばかりのお風呂に入る。

いつか露天風呂も造りたいなぁ。

私は今日は街ではしゃいだせいか、いつもより早い時間に睡魔が襲ってきた為、21時にシャナリーゼと一緒に寝た。


翌朝9時には全員が朝食を食べ終えていた。

私とタマキは私の部屋の整理。

ルイとティナはテントの掃除と片付け。

ライゼンはテントから荷物を屋敷に運んでいる。

ソウマは馬の世話。

シラーは畑の水やり。

シャナリーゼとレフィーリアは時間までシャナリーゼの部屋のセッティング。

とりあえず1時間はそれぞれ行動をしていた。

10時にシャナリーゼとレフィーリアが出発する。

お昼は街で食べてくるということなので、昼過ぎまでは屋敷の整理ができる。

2人を見送った後、ルイとソウマは昨日買ってきた食料の整理を。

ジオルドとシラーは洗剤などの整理を。

ティナは念のため客室の準備を。

私とライゼンとタマキは屋敷の防御魔法の最終チェックと魔法研究室の整理を。

13時と遅めに昼食をとり、シャナリーゼ達が帰ってくるのを待つ。

話し合いはリビングで行う為、全員がリビングにいて客人が来るまで寛ぐ。

14時頃に2人が客人を連れて帰ってきた。

が、客人のはずの2人はまるで囚人のように縄で繋がれ、目隠しをされていた。

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