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月の光  作者: 麗音
1章
25/45

25話

昨晩決めた今後客人が来たときのルール

①無料で泊めるのは1泊2日

②怪我人の場合は治療し、2泊3日

③それ以上とどまる場合は物資を分けてもらうか労働で払ってもらう。

④休憩だけ立ち寄ることも可

⑤強盗まがいなことをされたら、容赦しない

宿泊については長くしすぎると、情が移るため最低限の援助のみとした。

⑤に関してはシャナリーゼに約束させられた。

翌朝には全員に伝わっていた。

ソウマ、シラー、ティナにも。

3人には今日中に今後どうするのかを決めてもらうことにしたらしい。

今はライゼンとソウマが馬小屋で馬の世話や掃除を。

レフィーリアとシラーとティナで畑の水やりや畑を拡げたりしている。

ルイとタマキは日除けテントで裁縫したり、飲み物を配ったりしている。

私は朝食後、シャナリーゼとジオルドと屋敷の建設についての話し合いをしていた。

水道管、電線、空調用の管をどのように配置しどう建設するかを。

今日は1階と地下を完成できるよう、3人で魔法を駆使し作業を行う。

昼にはなんとか予定のところまで出来たが、休みなく魔法を使い続けていたため、ジオルドとシャナリーゼはフラフラになっていた。

私は2人よりも魔力保有量が多いため、まだ大丈夫だ。

が、ルイに止められたため午後はゆっくり読書することにした。

ジオルドとシャナリーゼはなんでそんなになるまでやったんだと、怒られていた。


昼食後、日除けテントで読書しながらわからないところはシャナリーゼに聞いたりしていた。

シャナリーゼ、ルイ、タマキは日除けテントで裁縫をしている。

1時間ほど本を読んだとき、ソウマ、シラー、ティナが日除けテントに来た。

「今後のことについてお願いに来ました」

と代表してソウマが言う。

「「「私(僕)達と契約してください」」」

と全員で言う。

私がびっくりしていると

「僕は今までカガリに縛られて生きてきた。でも自由になる前からここは暖かくて離れがたくて。色々計画して自由にまでしてくれて。今度は貴女の役に立ちたいんだ。これが僕が自由に考えて決めたこと。どうか契約してください」

「私はずっと1人でした。天族の落ちこぼれで光魔法どころか他属性の魔法も使えないのです。国から不必要だと追い出され、ある人に無理矢理契約されてここに来ました。この森で最初に犠牲になった仲間が私の主だった者です。色々なことをさせられました。ほとんどソウマと変わらないでしょう。毎日が地獄でした。でもここの方々のに初めて無償で優しくしてもらえて、初めて安心というものを知れました。特に貴女様には。感動して泣くこと、遊び笑い転げること、私に生きているのだと実感させてくれたのは貴女なんです。どうか契約してください」

「私の住んでいた村はある男に皆殺しにされました。私が森に薬草を探しに行っているときに。私だけが生き残ったことに不信感を抱いた王に国を追い出され、同じく男に恨みを持つ者達と手を組んでここに来たとき、私の心は負の感情でいっぱいでした。ティナに優しくする余裕も無いほどに。でもここでその負の感情が少しずつ消えていくのを感じていました。そして夕日を見たことでまるで浄化されたように、心から笑えるようになった。全て貴女のおかげです。どうか契約してください」

そう言って3人は頭を下げている。

いつの間にか3人の後ろにはジオルド、ライゼン、レフィーリア集まってこちらを見ている。

私は6人と頷きあい、覚悟を決めた。

「かおをあげてください。あなたがたのおもい、とてもつたわりました。わたしをえらんでくださって、ありがとうございます。ふがいないあるじですが、これからよろしくおねがいします」

と微笑んで言うと、3人はほっとしたように力を抜き、泣き出したティナを挟んで泣き笑いをする。

6人も微笑んでいた。


3人と契約した後、いつも通り3人にイメージを通して過去を伝え、ルイとレフィーリアにテントに案内されていく。

「これからもっと、みんなにふさわしいあるじになれるようどりょくしなくてはいけませんね。みんなのじまんのあるじになれるように」

と決意表明していると全員笑って

「では私達も貴女に自慢に思っていただけるよう、日々努力していきます」

と頭を下げてくれた。


その後、テントに驚いた3人が興奮ぎみに日除けテントに戻ってくる。

後ろからは苦笑したルイとレフィーリアもおり、夕食までいや、夕食中や夕食後まで全員で笑いながら話をしていた。

夜、全員でテントに戻り順番にお風呂に入る。

問題はその後、どう部屋分けするかである。

私はこの人数で1人部屋は申し訳ないので、誰かと一緒でもよかったのだが、最初は主と同じ部屋はと遠慮された。

が、ジオルド、ライゼン、ソウマ、シラーと男4人で1部屋はきついため、ライゼンとタマキが私の部屋で寝ることになった。

シャナリーゼとレフィーリア、ルイとティナ、ジオルド、ソウマ、シラーがそれぞれ同室で休むことになり、早急に屋敷の建設を進める必要があると、認識した。

そして明日から3日間交替で全員1度は街に行くことにする。

自分の部屋の家具は自分で選びたいと思うからだ。

家具なら1番近い街ではなく2番に近い街の方が良いと、ティナに聞き、そこに行くことにする。

タマキ、ソウマ、シラー、ティナは旅に必要なものはあっても、住むために必要なものは少ない。

その為1日目はルイ、タマキ、ソウマが、2日目はジオルド、シラー、ティナ、3日目はシャナリーゼ、ライゼン、私の順に行くことにする。

レフィーリアは毎日だ。

1日目に屋敷の建設をジオルドの管轄中心に終らせ、2日目に私とシャナリーゼの管轄も全て終らせ完成させる。

3日目は家具を奥前に掃除をして家具のセッティングという計画を立てる。

地下と1階部分は既に完成しているため、1日目と2日目で掃除することになった。

全員で使うリビングやダイニングなどの家具や食器類は1日目のメンバーが買うことになった。

ルイなら私の好みを理解しているため、任せたと言っても良い。


話し合いの後それぞれ部屋に戻る。

私はソウマ達に渡す収納ネックレスを作ってから寝ることにした。

といっても以前一気に5つ作ったので、1つ作って寝る予定だ。

30分もしないうちに完成し、見守っていてくれたライゼンとタマキと共にベッドに向かう。

2人に挟まれた川の字になり、久しぶりの感覚に包まれて眠った。

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