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カラフル  作者:
15/26

#15 無視?

"・・・優しいよ。湊君は、優しい"



「ユナちゃんっ!お帰りー♪」

祐菜が寮に帰るなりに、玄関で柚希が出迎えてくれた。

まだ制服のままだったので、柚希も帰ってきたばかりなのだろう。

『な・・・なんだかテンション高いですね』

「だってもうすぐゴールデンウィークだものっ」

『ゴールデンウィーク・・・』

「しばらく学校休みよー!!家でのんびり過ごせるのよー!!」

『勉強はいいんですか・・・』

柚希は、「いいのいいの!」といいながら伸びをして去っていった。



夕食になって、祐菜がリビングへ行くと、湊だけが居なかった。

テーブルにはすでに少しだけ、ご飯が並んでいる。

『あれ?湊君、呼んできますね』

「ああ、お願い」

葵が食器を準備しながら言った。

祐菜は階段を上り、湊の部屋の前で立ち止まる。

『・・・湊君ー?ご飯だよ?』

部屋の戸をノックするが、湊からの返事はなかった。

『・・・あの、ごはん・・・』

すると突然扉が開き、湊が出てきた。

少し、様子が変だ。

『・・・湊くん?』

目も合わさずに、祐菜を無視して階段を下りていく。

後ろを付いていくが、一度も目を合わせてくれない。

話しかけても、無視され続けた。

何かしてしまったのだろうか。

そう考えるが、心当たりは全く無い。

嫌われてしまったのだろうか?

意味がわからず、涙が出そうになるが、堪えた。

(どうして・・・?)

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