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ゲリラ豪雨と虹

作者: 新井玲音

突然のゲリラ豪雨

僕と彼女は、一緒の傘に入った

傍目から見たら、仲の良い恋人同士に見えただろう


でも、僕らは、その時、ケンカをしていた

「───」

豪雨でかき消された、僕の暴言

彼女にだけ聞こえた、汚い言葉


彼女の目には、光るものが浮かんでいた

彼女が、細かに震える振動が伝わってきた



突然、雨はやんだ

突然、虹まで現れた


神様は、どうやら、彼女の味方だったようだ


ああ、僕は知っていたのに

そんな事を言ったら、彼女が傷つくことを

それなのに それなのに


彼女は、振り向かず、走り去って行った

映画のワンシーンのようだった


走り去っていった、美しい彼女

美しい虹

取り残されたのは、汚い僕



読んでくださり、ありがとうございました。

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― 新着の感想 ―
[良い点] >走り去っていった、美しい彼女 美しい虹 取り残されたのは、汚い僕 最後のこの部分が特に好きです。 画が見えるようです。 仲直りできるといいですねm(_ _)m 素敵な作品をありがとう…
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