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死が二人を分かつとき  作者: ねむいね
彼女の昔
3/3

ちょっとした異変

「おや、残念だけど、今日はこれでお別れみたいだ。」

「また明日、会えるといいね。それじゃ」


そんなことを言って、彼は去ってしまった。

結局、どこまでもわからない人だ。

いったい、いつになれば彼を理解できるのだろう

そんなことを考えつつ、私は帰路をたどっていった。


その翌日は、何かおかしかった気がする。

こう、なんというか、何をしても身が入らないというか。

それと、今日は彼に会わなかった。

喜んだほうがいいのだろうか。

わからない。


その翌日も、彼に出会わなかった。

なんだか、その日は雨だった。

別に、雨だったわけではない。

ただこう、なんというかモヤモヤした。

おそらく、いや十中八九彼が原因だ。

その日は彼から話しかけられた。


「気を付けて」

「さようなら。元気でね。」


途中は、いつもより元気に旅の思い出を買ったっていたかと思えば、

最後は、とても寂しそうにしていた。

忠告はきっと

最近は忙しく、忘れ物が多いのだが、そのことを言っているのだろう。

けれど、何か変だった。


あの日から一週間、彼と出会わなくなった。

何かおかしい気もするが、思えばこれが普通なのだ。

いやでも、私たちにとっては異常なのだろうか?

祝日のその日、私は家でのんびりとしていた。


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