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この作品には 〔ボーイズラブ要素〕〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

【フリー台本】悪趣味な金持ちの依頼で死体をホルマリン漬けにする【一人用】

作者: + -

 フリー台本です。注釈はあらすじ参照のこと。


 閲覧注意です。タイトルを見て疑問を抱いた方は回れ右してください。


 重ねて言いますが作者の普段の作風とはいろんな部分がかけ離れています。作者も自分にドン引きしています。










 覚悟ができた方のみ本編をどうぞ。

「うー、寒い。どうしてこうも寒いかな? メスを持つ手が震えて検体が傷付いたら防腐処理も意味ないだろうに。君もそう思うだろう? 名前も知らない死体君」

「裏稼業に流す死体の判別にドナーカードを使うだなんて洒落てるじゃないか」

「ホルマリン漬けにされる同意ではないはずなんだけどね。まあ私はお金貰えるならなんでも良いけど」


「死因は…… 腹部の損傷か。折角法の目を掻い潜って全臓器のホルマリン漬けなんてものを作るのに完品にならないものを持ち込むなんて、君はよっぽど気に入られてるんだね」


「腎臓は…… ひとつ完全に無くなってるね。左右対称に揃った腎臓なんて人体標本で一番美しいところなのに。もったいない」


「肝臓は健康そのものだね。飲酒も薬物もしてなかったんだ。いくら健康に気を遣っても行く末がインテリアじゃ憐れだよね」


「腸もズタズタ。届ける前に洗浄したらしいけど、いったい何に使うためにそんなことしたのかな? なーんて」

「一番の大物が傷だらけって挑戦染みたものを感じるね。闇医者の腕の見せ所、精々気張ろうじゃないか」

「これがほんとの腸腸結びってね。まあそんなことはしないけれど。はい、出来上がり」


「胃には損傷はないけど、潰瘍の痕が散見されるね。この分だと咽頭は胃液でずいぶん焼けてるんじゃないか? 何がそんなに怖かったんだろう」


「さて次は…… 肋骨がいい加減邪魔だね」

「ガワの状態は問わないって話だしここは大胆にやっちゃおうか。ふふ、死体に糸ノコ入れるだなんてとっても背徳的だね? ドキドキしてきてしまうよ」


「そして心臓。心臓! ネズミのそれとは比べ物にならない大きさと力強さ! 成人男性としても立派な大きさだよ! どの生き物の解剖でも心臓を手にする時が一番ワクワクする! 命の象徴が冷たくなって手の上に有るのがたまらない!」


「ふー。ふ、ふふふふ…… はぁ。あとは肺と脳だね。頭蓋骨も切った状態で届けてくれるなんて、闇医者の労を分かってくれてるよ」


「綺麗な色の肺…… 一度も煙草に手を出さなかったんだね。ホルマリン漬けでも保てないこの色を楽しめるのは解剖医の特権だね」


「ふふ、いよいよ次は君とお話だね。生きてる人と話すのは好きじゃないけど君の話は楽しみだよ。どんな人生を送ってきたのか聞かせてくれるよね?」


「ああ、脳漿もまだ腐ってない。ふふふ、脳漿の香りを嗅ぐと目の前にいるのが死人だと実感できて安心するよ」

「海馬は深くて綺麗な形、良い思い出も悪い思い出もたくさん刻んできた形だ。何時か死者の脳を読み取る技術が出来たら君の脳はきっと良いエンターテイメントになるよ」

「局所的な萎縮は幼少期の虐待かな? この脳の持ち主なら伸び伸び育てば大成できたかもしれないのに。ああ、でもそしたらこうして僕と話してないか」


「脳の萎縮に胃の潰瘍、苦労してきたんだね。大丈夫、ガラス瓶のなかには苦痛も苦悩もないよ。尊厳も無いけどね。ふふっ」


「これでリクエストの臓器は全部。並べると圧巻だね。ガワもずいぶん傷つけてしまったけど、重りと詰め物で葬式を出すのかな? それとも遺骨も遺さないのかな? ま、僕の知ったことじゃないか。ふふ、元気でね、可愛い死体君」

 朗読系のコミュニティと間接的に繋がった結果、アツい要望の有った推しをホルマリン漬けにするASMR実現がすごく近付いてしまったのでその場のノリで産み出しました。

 そのため特定の一次創作キャラクターの幻覚を元に死体の状態を想定しています。今回の死体君の生活とかけ離れた推しをホルマリン漬けにしたいという方はなんか有償リクエストとかください。サイトは用意してませんが。

 作者には解剖学の知識がないので、人物像から逆算した臓器の状態、解剖の順序等の補足ができる知識を求めています。たぶん拘りどころだと思うんですが。拘りどころなんでしょうか?


 SAN値が大分減りました。

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