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八十二話 決戦場

「しっ、失礼致しますっ!」

 大きな声が背後でした。

 先んじて扉の開く音がしていたから驚きはしなかったが、思わず眉を顰めてしまう。そりゃあカレンも静かに喋るよう言ったわけだ。

 誰より近くで私の表情を目にした人物、あの異装の兵士に連れてこられた兵士の男は顔を凍り付かせ、頭を下げるべきかも分からない様子でぎこちなく入室した。

 宰相ことオイゲンに頭を下げ、変な歩き方でテーブルの脇に付く。

 私から見て左手、そこが空いていると思ったのだろうが、あろうことかアクタの隣だった。そいつが一番の敵なんだがなぁ……。

 いや、ここに敵などいないか。

 認識を改めよう。

「エレカ、貴様が呼び付けた兵だ。貴様がなんとかしろ」

「あ、あぁ、そうだったな。すまない」

 そうこうしている間に、異装の兵士もまたオイゲンの傍らに戻った。

 状況は整い、あとは誰かが音頭を取るだけ。その誰かとはお前のことだぞ、とカレンが教えてくれた。私にではなく、緊張でガチガチになっている新顔の兵士に向けて、かもしれない。

「私なりに理解した状況を、これで正しいか訊ねたい」

「待て」

 いきなり否を唱えたのはオイゲンだ。

「先ほどの情報は機密度が高い。一般の兵に漏らしていいものでは」

「ならば貴様が前線に立て。他に意見は?」

「無茶苦茶なのじゃ」

「それはどういう意見だ?」

「王様気取りが上手くなったと褒めてやっているのじゃ。オイゲン・シュトラウス。お主は宰相らしいが、このエルフの王様に意見があるのじゃ?」

 横目でじろりと睨まれ、オイゲンはため息をついた。

 そういう仕草はカレンに似ている。

 まぁ、カレンが似ているのだろうけれど。

「……帝国には帝国なりの指揮系統というものがある。逸脱して兵が満足に動けるとは思わないでいただきたい」

「で、逸脱せずに勝つ方法は?」

「失礼ながら、だからこそ帝都周辺に陣を敷くべきだと――」

「帝国人相手に帝都を盾にするのが帝国軍本来の姿だと?」

 話にならない。

 挙げ句、それで勝てる戦いではないのだ。

「さて、異論はないようなので状況を整理させてもらうが」

 室内の全員を睨め回す……振りをして、カレンの顔色を窺う。好きにしろ、とでも言いたげ。呆れてはいたが、怒ってはいない。

「端的に言えば、現状はシュトラウス家とフルート家の対立構図だ。フルート家には……あー、なんだ」

「アンクティル家とオルランド家だち」

「そう、その二つの公爵が味方している。要するに三対一だな。三家合同のメイディーイル軍がオイゲンに宣戦布告。要求は帝室と帝都の解放。これは呑める要求か?」

 オイゲンや、その傍らの兵士には目を向けなかった。答えるのは貴様らではない。

「無理じゃ。そんなことをすればオールドーズに手が付けられなくなるのじゃ」

「どうして?」

「信徒たちの奔走の甲斐あって、帝国の民草は信心深いのじゃ。ここに帝室解放、帝都解放などという起爆剤を与えてみるのじゃ。世界は奴に味方するのじゃ」

 横目で新顔の兵士を盗み見るが、話を理解できていないのは明白だった。

 まぁ、そりゃそうだ。

 事前情報があまりに足りない。

 どうするかと頭を働かせた矢先、カレンが助け舟を出してくれた。

「そもそも、はいそうですかと返せるものなら、最初からクーデターなど起こしてはいないだろう。フルート家をはじめ、帝国中枢と教会の癒着は目に余るものがある。これを断ち切るためのクーデターだ」

「ゆえに教会側に利する形で帝室を解放すれば――」

「帝国そのものが乗っ取られる。戦後処理を名目にフルートが実権を握り、教会は陰の玉座に就くって辺りが一番ありそうだな」

「しかし両軍の衝突が起きたら、帝室はともかく帝都は火の海になるかもしれない」

 その時、予期せぬ声が持ち上がった。

「よって戦場は帝都から遠ざけなければならない。そういうことだ」

 声の主はオイゲンだった。

 視線は、身体ごと新顔の兵士に向けられている。……と、そういえば、どこか見覚えのある顔だった。先ほどのバルコニーの騒ぎに駆け付けていた一人だろうか。それとも巡回中にすれ違った?

 まぁ、なんにしても同じか。

 私がこの兵士に何を求めているか、オイゲンにも伝わったらしい。

「帝都から遠ざけるといいますと、具体的には……」

「単刀直入に言おう」

 声を上げ、注意を引き付ける。

「私としては、帝国の両軍には睨み合っていてもらいたい」

「睨み……? んん、どういうことじゃ?」

 意外にもグレイが首を傾げた。

 あれ、分からない? 伝わらなかったのか、それとも無理な話だったのか。

 不安になって、異装の兵士を見やってしまう。

「先ほど、メイディーイル軍は帝都に攻め込めば士気が保てないと言ったな?」

「えぇ、たとえ軍人であれ……否、軍人であればこそ、祖国を踏み荒らすなどしたくはないでしょう」

「全く同じ理由で、同胞を傷付けることに躊躇いを覚える可能性は?」

「……それは」

 異装の兵士は黙り込む。

 それで急遽、そこにいた新顔の兵士に声を投げた。

「お前はどうだ? 剣を手に、メイディーイルの軍隊を相手に戦えと言われ、戦えるか?」

「そ、それが命令であるなら」

「やめておけ。そう言うしかないのが軍人という生き物だ」

 カレンが横槍を入れてくる。

 そういうものなのか。いや、だが表情が何より物語っていた。

「私が提案する作戦は単純だ。作戦などと呼べるほどのものでもないが、要するに敵主力はメイディーイル軍などではない」

「ですが! 帝都解放軍にはアンクティル家や――」

「所詮は只人だろう?」

 兵士の言葉をカレンが切り捨てた。

「魔王軍には魔物がいる。以前メイディーイルを魔物が襲った際には、あろうことか魔神の襲撃などと叫んでいたな。だが魔王にとって、魔物とは一騎当千の兵などではない。単なる雑兵、そこにいるのと同じ『一般の兵』に過ぎん」

 先ほどオイゲンが漏らした言葉を使い、意趣返しのように言ってみせる。

 実際にはアクタただ一人しか魔物は残されていないのだが、それを知っているのは精々がオイゲンまで。他の兵士は勿論のこと、メイディーイル軍に与する公爵や教会の面々もどこまで見抜けているか。

「宰相殿は魔王の名をもってクーデターを成した。であれば当然、敵は戦力差を心得ているはず。にもかかわらず宣戦布告などしたということは――」

「相応の切り札を隠し持っている、そう考えるべきだと?」

 娘の言葉を父が継いだ。

 室内には数瞬、重苦しい沈黙が漂う。

「メイディーイル軍は陽動。違うか?」

「ですが、これは帝国の戦いです」

 異装の兵士は言うが、それこそが誤解だろう。

 帝都にせよ、メイディーイルにせよ、あるいは帝国という国家そのものが単なる舞台装置。全ては世界の覇権を巡る神と王の戦いなのだ。ただのヒュームが出る幕などないだろう。

 どこまで話すべきか。

 ちらりとカレンを見やる。返されたのは思案顔、次いで静かな声。

「敵の狙いは、そこにあるんだろう」

「そこ、とは?」

「帝都解放を謳おうと、帝国人であれば帝都には攻め込めまい。そう考え帝都周辺に陣取った我々に対し、敵は魔物に匹敵、凌駕する戦力を投じる。帝都を背負った帝国軍人に逃げ場などない」

「それほどの戦力を敵が隠し持っている、その可能性こそ疑わしいものですが」

「ある。戦力は」

 カレンに代わって断言する。

 視線が一斉に向けられるが、怯むことはなかった。

「というか、なかったらなかったでこちらの圧倒的優位に落ち着くだけだ。あると想定して動くことに、どんなデメリットが?」

 兵士は何か言いたそうな顔をしていたものの、主人であるオイゲンが何も言わないからか、そこに異を唱えることはなかった。

「話を本筋に戻そう」

 呼び付けたまま置き去りにしてしまった新顔の兵士を見やる。

 今しがたの話を半分も理解できていない顔付きだったが、遠くないうちに自分の出番が回ってくると覚悟する目を覗かせた。

「帝国軍、メイディーイル軍、双方の帝国人には睨み合いをしてもらう。向こうは帝都解放のため一気呵成に来るかもしれないが、それをいなすことはできるか?」

「私に無理やり戦わされた体で逃げ回れば、わざわざ追撃、殲滅など考えんだろうな」

 答えたのはオイゲンだ。

 つまり上からの命令で仕方なく、という形を徹底させる。そうすればメイディーイル軍も、本当の敵が誰か悟ってくれるだろうか。ただの誤解でいいから、時間稼ぎをさせられれば十分。

「では、そうして時間を稼いでいる間に我々が敵の主戦力を叩く」

「分かりませんね。そもそも敵が必要になるまで戦力を隠してきたらどうするおつもりで?」

 問題はそこだな。

 敵が律儀に付き合ってくれるとは限らない。

 最悪、通常戦力ではどうしようもないと諦めてくれるまで、こちらで敵兵を蹴散らすことになる。敵兵とは、帝国人だ。ヒュームだ。私にとっては同胞ではないが、そんなこと関係ないだろう。

 カレンも、緋色だって私は手に掛けたくなどない。

「あ、それは多分どうにかなるのじゃ」

 しかし、何かを思い出した様子のグレイがあっさり言ってのける。

「何か策があるので?」

「伝令の兵はまだ返していないのじゃ? なら、そいつにまた伝令をさせればいいのじゃ。エレカの名で改めて宣戦布告し、これに従わなければ戦意なしと判断する……とでも書けば敵は応じざるを得ないのじゃ」

「……それは、何故でしょう?」

「そういう風にできている、としか言えないのじゃ。……おい、アーレンハート、上手いこと伝えるのじゃ」

 丸投げか。

 ただ、その言い淀み方で予想はできた。

 要するに世界の摂理だ。

 真実を知るはずもないカレンがすぐさま口を開く辺り、流石としか言いようがない。

「敵主力を放置し、消耗戦に持ち込ませる。そんな愚を敵が犯すか?」

「犯した場合、散るのは我が帝国軍人の命です」

「そうだ、だから敵は応じざるを得ない。敵とて徒に兵を殺せば、信頼を失う。敵にとって帝都解放は帝国の土地ではなく、帝国そのものを手中に収めるためにある。兵や民の信頼を失うわけにはいくまい」

 反論はなかった。

 上手いこと言ってくれたが、後でグレイに真実を確かめなければいけない。

「まぁ方法は追々詰めるとして、とにかく大切なのは敵主力を引き付けてからだ。わざわざ敵主力を引っ張り出しておきながら、一般兵を巻き込んだ戦いになっては意味がない」

 言いながら、再び視線を新顔の兵士に向ける。

 心得た顔で、その人物は頷いた。

「そこで帝都・メイディーイル間の地形を確かめたい。必要な条件は――」

「一般兵が広く陣取れる土地と、そこからは隔離された、主力同士の衝突に耐えうる空間。最悪、山でもなんでもいい。一般兵に余波が及ばないことを第一に考えてもらいたい」

 ちらりと目をやった先、カレンが言葉を引き継いでくれる。

 全体像だけは私でも指示できる……というか、私が無理を言った形になったが、細かいところでは知識も知恵もない。恥ずかしい話ではあるものの、見栄を張っても仕方ないだろう。

「山……いえ、丘であればメイディーイルより北に数キロの位置にありますが」

「メイディーイルに近すぎるな。敵の布陣が早くなりすぎる」

「では更に北上して、そうですね」

 しばし思案した兵士は、やがて顔を上げてオイゲンを見やる。

「宰相、よろしいでしょうか」

「なんだ?」

「余波というのがどの程度か想像できないのですが、アカラト湖であれば水深があったはずです。伝説に聞くエルフの大魔法であっても、周辺に及ぼす影響は最小限に抑えられるかと」

 水深?

 いくらなんでも湖では戦えないだろうと思ったが、顔に出てしまったか。

 名指しされたオイゲンではなく、異装の兵士が私を一瞥してから口を開く。

「アカラト湖はここ数年の干魃で水位がかなり下がりました。未だ農業用水として引いていますが」

「はい。しかし今年に入ってからは特に水量の減りが激しいと聞きました。アカラト湖は確か湖底が岩盤だったはずで、もし露出するほどなら……」

「足場は、多少悪い程度で済むわけか」

 最後にオイゲンが呟くと、二人の兵士が揃って頭を下げる。

 話を聞くに、魔眼王がいた祠のようになっているということだろうか。戦いづらくはなるが、斜面が壁となって周囲への影響は減らせる。

 問題は、イスネアを無人の国にした魔神の共鳴がどこまで地形に阻まれるかだが。とはいえ、そこはグレイに判断を委ねるしかないか。

「調査は……今から行うほどの余裕はないな」

「まだ水源として使っているのか?」

 渋面のオイゲンにカレンが訊ねる。

 答えたのは兵士だった。

「使っていると言えば使っていますが……」

「煮え切らんな」

「用途があるかと言えば、ないのが現状です」

「この干魃の時代に?」

「メイディーイルとの交通を遮断しましたので。帝都方面に卸すだけであれば、別の水源から引いた方が水質も水量も安定しています」

「つまりメイディーイルとの交流が再開されれば――」

「オールドーズを駆逐し、再び帝国を一つにするための戦いだ。背に腹は代えられまい」

 二人の会話を断ち切ったオイゲンは、やはり苦渋の顔をしていた。

 その憤りをも宿したような眼差しが私を見据える。

「して、勝てるのだろうな」

「クーデターの首謀者がそれを問うか?」

 勝つ以外に道はない。

 しかし敵の背後にオールドーズがいるなら、いずれ妖精王が出てくる。勝てるかと聞かれ、断言はできない。

 ただまぁ、それを正直に答えていい状況でもなかった。

「私が、私の名において戦うのだ」

 偽りであれ、エルフの王だなんて名乗った身の上。

 守るべき体裁など最早なく、代わりに僅かでも守れる余地があるなら是が非でも守らなければならないものがあるだろう。

「必ず勝つ、と言葉にするのは容易くとも、今ここで示せる確証はない」

「代わりに示せるものが他にあるとでも?」

 オイゲンが笑う。

 試すような、獰猛な笑みだった。

「この姿を見たらいい。私はエルフだ。私が命じ、勝利を約束までした戦いで負けたのであれば、最早この身をもって幕引きとする以外に誇りなど示せまい」

「……どういうことじゃ?」

「この戦いには必ず勝つ。負けたなら、私の首をフルートにでもオールドーズにでも差し出せばいい。それで帝都を諦めるとも思わないが、帝国軍として戦った兵士の処罰を軽くはできるだろう」

 加えて、その敵将の命令に背かないギリギリまで、兵士たちは戦いを避けていたという体裁を作る。これは先ほど確認済みだから、何も問題はない。

「しかし、それでは根本的な解決になりませんが」

「そもそも必勝の策を用意したクーデターでもないんだろう?」

 異装の兵士の声にカレンが噛みつく。

 実際、勝てなければそれまでだ。オールドーズが時代の覇者となる。

 魔王陣営は戦力に数えられるのがアクタだけだし、妖精王はオールドーズの配下と言っていい状況だ。私たち以外に反オールドーズで動く者を見つけ出せればよかったが、そんな暇も与えない宣戦布告だった。

「よかろう」

 他に道はない。

 悟る眼差しで頷いたオイゲンは、じろりと一際鋭く私の方を見やってから、傍らに立つ二人の兵士にそれぞれ目を向けた。

「伝令に書簡を持たせて送り返せ。並行して編成を。陣はアカラト湖を避ける形で、東西に敷く。細部はお前たちに任せた」

「はっ」

「了解致しました」

 その時初めて、ずっと喋っていなかった方の兵士が女だと分かった。

 しかし驚く私に一瞥するでもなく、異装の兵士たちは揃って部屋を出ていく。残された兵士がどうすべきかオイゲンを見やり、その視線を追うように私を見た。

「アカラト湖の件、助かった。もう下がっていいが、この場で聞いたことは口外すべきじゃないな。機密云々以前に、お前たち兵士の身に危険が及ぶ」

 分かったか、と視線で訊ねる。

 彼らには嫌々戦う……いや、戦いを嫌って逃げる振りをしてもらわなければいけない。立案段階から兵士が自ら意見していたとなれば、そもそもの前提が崩れ去ってしまう。

「はっ、失礼します!」

 ぴしりと綺麗に敬礼してみせ、兵士は去っていく。

 本当に分かってくれたのか、随分と不安になる背中だった。

「さて、期せずしてこの六人が残ったな」

「六人? ええと、どなたのことでしょう」

 久しぶりにアクタの声を聞いた。間抜けな声だった。

「私、プラチ、カレン、グレイ、オイゲン、そしてお前だ。まさか自分を数え忘れたなどと言う気はないだろう?」

「えっ……あ、はい、そうでした。失礼しました」

「おいエレカ、こいつ私のことを『匹』で数えていたち。絶対そうなんだち」

 そんな馬鹿な話があるか。

 いくら見た目がトゲネズミといえど、人の大切な妹をなんだと思ってるんだ。

 視線をぐるりと回して、もう一人……オイゲンが微かに目を逸らすのを見つけてしまった。

「プラチは私の妹だ。何か文句がある奴は、そうだな、久しぶりに剣の稽古の相手になってもらおうか」

 言うと、カレンが目を逸らした。横でグレイが笑っている。

 何か言いたいらしいが、文句ではなさそうだから見逃しておこう。あまり時間もないことだし。

「それじゃあグレイ、説明をお願いしたい」

「なんじゃ? 儂の口から言うのもなんだが、プラチもプラチでエレカのことを――」

「違う、宣戦布告の件だ。どうして改めて宣戦布告すれば敵主力を引っ張り出せるのか。兵士の前で話せないことでも、この六人なら話しても問題ないんじゃないか?」

 あぁ、と何気ない調子でグレイが頷く。

「ちょうどいい機会じゃ。ついでに世界のルールを教えてやるのじゃ」

 やはり、それか。

 頷いて返す私に一瞥だけして、グレイはまず一本の指を立てた。

「この世界は、儂ら神と王に戦いを強いている。これはもう理解しているのじゃ?」

 誰もが無言を貫く中、ただ一つ、その声だけが部屋の中に溢れていく。

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