表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
23/121

二十二話 地上の星空

 工房の中は散らかっていた。

 ただ足の踏み場がないという感じではなく、ただただ純粋に物が多い感じだ。

 縦にも横にも広くて、外観からは二階建てを想像できたが、実際には高い高い天井まで吹き抜けになっている。その天井まで届く棚には多種多様、ほとんど何に使うのかもわからない物が詰め込まれていた。

 いや、物だけじゃない。

 流石に人間はないだろうが昆虫や、それより少し大きい程度の小動物が瓶の中で液体に浮かんでいる。

 そんなものたちがずらずらと並んでいるせいで、散らかっている印象を受けるのだろう。

 しかし当然、この工房の主にとっては散らかっているのではなく、むしろ必要なだけ整頓されているはずだ。

 工房の主、調合師ドニはものとものの間を抜け、奥へと進む。

 私と禍福も後に続こうとすると、

「あぁ待ってて、危ないから。慣れてないと、棚の落としちゃうんだ」

 なんて声が背中越しに投げられた。訪問客が棚の中のものを落とすことに慣れているのだろう。

 いくら気が急いていても、待てと言われて待てなければ犬以下だ。

 じっとドニの帰りを待ちながら頭では森のことを考え、目は工房を改めて見回していく。色々なものがあった。

 中には当然、植物も。

 エルフの森は普通の森とは違う特別なものだけど、だからといって世界中全ての植物が揃っているわけじゃない。工房には見慣れた植物の葉があれば、どこかで見た気がする程度のものや、全く見たことのないものまであった。

 森に――木や草に囲まれて生きてきた私に、その見たことのない植物は好奇心を駆り立てるに十分すぎる。

 五分か、それ以上も待たされただろうか?

 禍福が醸し出す退屈そうな雰囲気には気付きつつも、それら植物を端から端まで見ていくのはやめられなかった。

 特に目を引いたのは、小さな木だ。

 広げた手ほどの大地に根付く、やはりピンと伸ばした手ほどの大きさの立ち木。

 あれは本物なのだろうか。だとしたらあまりに小さい。けれど偽物にしては生命力に溢れすぎていた。

 少なくとも、単なる模型とは違う。

 大きく広く枝葉を広げる、立派な木。これほど小さい木を見たのは勿論初めてだけど、これほど立派な姿の木も見たことはなかった。

 なんと言えばいいのか。上手く言葉にできないけど、完成された形だ。

 エルフとして若干の敗北感さえ抱いてしまうほどに心揺さぶられる。

 禍福は知っているのだろうか。聞けば答えてくれるだろうか。

 しかしエルフなのに木を知らぬと思われるのも癪で、ついぞ訊ねられなかった。

 訊ねず、それでいて好奇心は隠せていなかったのだろう。

「巡礼者さんには、やっぱり価値が分かるのかな」

 不意に男の声が聞こえ、ぎょっと目を向けてしまう。ドニだった。

 何やら緑色の小瓶を手に戻ってきていたドニが私の視線、ではなく顔が向いた先にある小さな立ち木に手を伸ばす。

 よくよく見れば、それは透明な半球に包まれていた。そんなことにも気付かないくらい、中の木に意識を奪われていたのだ。

「これは世界樹だろうか」

 と、ドニに声を返したのは私ではなく禍福だった。

 世界樹?

 ……などと私が首を傾げている間にもドニは頷いている。

「多分、偽物だけどね」

「これで?」

 思わず声を上げてしまった。

 だが、しかし、これで生きてはいないと? それにしては生気がすごい。工房の中、半球に包まれていてなお、朝露に濡れる姿が幻視できそうなほどだ。

「曰く、世界樹の枝を植えたものだという」

「枝を?」

「そうだ。……けど、ただ一本の枝でも本物の世界樹だとすれば高級品なんてもんじゃない。伝説の勇者の剣や古きエルフの鱗粉に匹敵する、莫大な価値を持つはず。だからこれは偽物。極めて精巧な、ね」

 エルフの鱗粉。

 一瞬ドキリとさせられたけど、そんなもの、今の時代のエルフは持たない。そもそも羽がないからだ。しかし伝説の時代のエルフには蝶のような羽があり、それで空を羽ばたくことができたという。

 つまりは伝説が確かに存在した過去なのだと証明する、そういう代物ということだろう。

 勇者の剣やエルフの鱗粉と並ぶだけの、言ってしまえば秘宝級の遺物、それが世界樹とやらの枝。

「てっきり生きているのかと……世界のどこかに、こんなにも小さな木があるのかと想像してしまうほどだった」

「そう言ってもらえると嬉しいね。なんせ、この偽物の世界樹を生かすために生み出したのが、この調合薬なんだから」

 笑って、ドニは手に持っていた瓶を私と禍福に一つずつ差し出してくる。

 受け取り、私はじっと見た。禍福は目線より高く持ち上げ、高い高い天井から注ぐ照明に透かして見ている。

 綺麗な緑だ。

 ただ綺麗なだけの緑である。

「これは……?」

「申し訳ないが、素材は教えられない。そこを教えちゃ商売にならないっていうのもあるけど、何より僕たち調合師の魂だからね」

 キラキラと透き通る緑。

 ただ透明の瓶に緑色の液体を入れても、あるいは緑色の瓶に透明な液体を入れても、きっとこんなに綺麗な光は帯びない。この光はなんだろう。すぐには分からなかった。

 とはいえ、あと十秒か二十秒もじっと見ていたら、自力で答えに辿り着けたはずだ。

「これは、相当量のマナが溶け込んでいるな」

 禍福が呟く。

 ドニは目を見開き、僅かに口の端を震わせたが、そこから零されたのは諦観のため息だった。

「さすが、さすが。正直オールドーズなんて眉唾だと思っていたけど、中々どうして、見る目があるね」

「我々の全てが見て取れるわけじゃない。……が、今回は相手が悪かったな」

 禍福が笑い、ちらと横目を私に向ける。

 言われてから見れば、最早気付かない方がおかしい。丈は私の人差し指と同じくらいで、胴回りは倍くらいだろうか。たったそれだけの小瓶に、息を呑むほどのマナが満ちている。

「あぁ、他言はしないから安心してくれ」

「構わない。ただのマナを薬だなんて称すほど、あくどい商売はしないからね。他に何が入っているのかまで見抜かれなきゃ真似はできない。……そこまで見抜かれたんなら商売上がったりだ。オールドーズに入信しようかね」

「商売人の入信も歓迎するが? まぁ何はともあれ、交渉をしたい」

 冗談めかして笑った禍福は、すぐに笑みを消して身を乗り出した。

「先ほどの男、アッシュといったか。あいつは特別なものじゃないと言ったが、これは量産できるものじゃないな。調合の比率はおろか材料まで隠されては、大人数で分担するわけにもいかない。余剰はあるか?」

 その言葉を聞いて、はっとする。

 そうだ。木やマナに見惚れている場合じゃなかった。ここで交渉をまとめなければ、次の手立てを求めてもっと遠くまで足を伸ばさなければいけない。当然そうなれば森に帰るのは遅くなる。

 だが、森は持つか?

 救う術を手に帰った時、そこに森がなくなってしまっていてはなんの意味もない。

「頼む……! 貴重な、大切なものだというのは分かった。だが、だけど、これで救われる命が――、この薬でなければ救えない命があるんだ。だから頼む、どうか――」

 どうか、なんと言えばいいんだろう?

 譲ってくれ?

 それとも、売ってくれ?

 相場なんて分からない。馬車に乗るために金を払っているところは見たが、ぱっと一目見ただけで幾らの支払いをしていて、それがどれほどの額なのかなんて想像もつかなかった。

 じゃあ売ると言われ、それが払えない額だったらどうすればいい。頭を下げる? 下げてどうなる? 私に支払えるものがないなら、最初から譲ってほしいと言うべきだ。

 でも、ヒュームは特にそうだけど、こういうのは一方的な善意では成り立たない。

 持ちつ持たれつ。お互いに与えられ、得られるものがあって初めて成り立つ話だろう。

「はははっ」

 ドニが笑った。

 明け透けに、今この瞬間でなければ腹を立てていたであろうほどに。

「そうまで言われると足元を見たくなるね」

 禍福が舌打ちを堪えたのが分かった。

 恐る恐る、顔の向きは変えず目の動きだけで確かめれば「そら見たことか」とでも言いたげな視線が突き刺さる。まずい。下手を打った。禍福には禍福なりの策があったのに、私が台無しにしてしまった。

 じゃあ、どうする?

 どうすれば――、

「けど、いくら僕でもオールドーズに吹っ掛ける勇気はないな」

「えっ?」

「あんたら、同じナリして全然違うんだな。背中向けてる間に左右で入れ替わられたら違いが分かんないんだけど、一言でも喋ったら多分分かるね。巡礼者ってのは巡礼者って生き物だと思っていたが、ちゃんと僕たちと同じ人間らしい」

 ドニは楽しそうに笑っていた。

 禍福は不愉快そうに笑ったが、それさえもドニは楽しげに受け取る。

「はっきり言って、余剰分はあんまりないんだ。悪いね」

「だが――」

「だから、まずお試しってことで、今余ってる分だけ持っていってよ。農業区ほどの規模は無理だけど、小さな町の畑くらいならどうにかなるんじゃないかな? それで様子を見て、気に入ってもらえたら正式に交渉しよう。巡礼者とではなく、オールドーズ教会と」

 ドニの目は、笑ってなんかいなかった。

 ぞっとする。

 背筋に冷たいものが差し込まれ、己の力ではどうしようもないかのような。

「代金は?」

「現金よりはモノの方がいいね。魔法道具があるんだっけ? 置いていって構わないものがあれば、それで。あとできたらでいいんだけど、巡礼者が持ち歩くっていう丸薬を二粒か三粒、分けてもらいたい」

 どうかな、とドニが笑っていない笑顔で言う。

 禍福は肩を竦めた。丸ごと置いていけというならともかく、二粒か三粒でいいなら丸薬は出せるだろう。あとは私の方か。

 魔法道具。

 リクが渡してくれた荷物の中、嵩張るばかりで実際に役立つことは滅多になかったものたち。

 しかし、いざ手放すとなると惜しい気がする。違うか。リクに申し訳ない気がしてしまう。あれで一応は許嫁だった。森に帰ったら単なる友人になっているのだろうが、だとしても友人が私のために私財をなげうって集めてくれたもの。

 ただ、悩む余地はない。

 私の旅は、森を救う手立てを探す旅。その手立てを前に感傷を優先しては、なんのための道具だろうか。

「私には価値の分からないものだらけだ。中には壊れてしまったものもある」

「そうなのか?」

 と声を上げたのは禍福だった。

「あぁ。お前に拾われる前には火起こしの道具を使っていたんだが、アーロンに着く前にダメになってな。それきり出してもいなかった」

「へぇ、火起こしの?」

 今度はドニが反応した。

「それって、もう構造的に壊れちゃった感じ? それとも火が付かなくなっただけ?」

「え? あぁえっと、火が付かなくなっただけだ。……だけって言っていいのか? とにかく火の勢いが弱くなって、そのうち付けるのも大変になったから、結局使わなくなったんだ。見てみるか?」

 どうしてこんなにも食い付いてくるのか。

 壊れたとは先に伝えたはずだから、まさか直して使うとでもいうのか。

 なんにせよ背嚢を一度下ろし、中からあれでもないこれでもないと引っ張り出していく。

 何かを出す度に「これか?」「これじゃないのか……」みたいな反応をする禍福とドニを見ていると、もっとちゃんと整頓しておくべきだったかと恥ずかしくなってきた。

 でも仕方ないじゃないか。使わないものだし、非常食が減って空間ができると勝手にずれ動いてしまうのだ。そんなものを一々整頓してどうなる。

 ……などと言っても恥の上塗りにしかならないことくらい、私も承知していた。

 それで黙っていたのだが、何個目かの魔法道具を引っ張り出した時、禍福が堪えきれないといった具合にぽつり呟く。

「こんなにあるなら、先に言ってくれよ。どれだけ旅が楽になったと……」

 こんなガラクタ、何に使うというのか。

 しかし禍福が呆れるほどにドニの目が輝いていくのを見ると、私が間違っていたのだろうと納得できないままに理解できた。できてしまった。

「これはなんだい」

「それは……おいおい、冗談だろう? 天球儀じゃないか。おい、エ……もう一人のオールドーズ、少し借りるぞ」

 あの禍福でさえ、一瞬エレカと呼びそうになっていた。

 彼女が拾い上げていたのは、なんだろう、球体を簡単な骨組みで固定したものだ。

 その球体に刻まれた模様からして、言葉の通り天球儀だろう。こんなものを私に持たせてどうする気だったんだ、リクは。旅でどうやって使えというのか。

 しかし禍福の目には、拳大のそれはが特別なものに映ったらしい。

「――写せ、写せよ。我らの空を」

 唱えた、次の瞬間。

 ふわりとフードの中で髪が浮き上がるほどの魔力が辺りに溢れ、それと同時に球体が大きく膨らんだ。

 否。

 膨らんだのは球体そのものじゃない。球体から溢れ出した魔力が球状に広がっていく。私たちを包むそれは、先に見た世界樹を包む半球とよく似た姿を形作る。

 違っているのは、それが透明ではなく、透き通っていながらも模様を描いていることだ。

 工房に、満天の星々が煌めく。

「……驚いた。じゃあ、これで」

「そんな馬鹿な話があるか。これを差し出すくらいなら、一度教会の本部に戻って金塊にでも替えてくる」

「じょ、冗談だろう? ……しっかし、宝の持ち腐れとはよく言った、いや何も言ってませんよ僕は。ははは」

 全て言い切ってから笑って誤魔化したドニだが、こんな光景を……景色を見せられてしまえば、なんの言い訳もできない。

 リク。

 ねぇ、リク。

 あなたはどれだけの、どれほどのものを費やしたの?

 宝の持ち腐れ。何一つ言い返せない。言い返す気にもなれない。天球儀だけじゃない。多くのものを、宝なんて言葉では言い表せないほどの大切なものを、リクは私に預けてくれたんじゃないのか。託し、背中を押してくれたんじゃないのか。

 なのに、私は……。

 帰ろう。

 ふと思う。何度も思ってきたことだけど、改めて実感する。

 私は帰る。私の故郷に。私たちの故郷に。誰かの故郷になれる、私たちの森に。

「それで、そう、火起こしの道具はこれなんだけど」

 ようやく見つけたというより、ほとんど全ての道具を出してしまった空に等しい背嚢から、見つけられない方がおかしい道具を一つ取り出す。

 火起こしの道具は天球儀と同じくらいのサイズだった。

 ただし球状ではなく、円筒形。上下は決まっていて、下側には足が収納されている。その足を引っ張り出せば、円筒は安定して自立できた。そして等間隔に刻まれた溝の一つに指先で触れ、下から上へと魔力を引っ張り上げるような感覚で導く。

「最初は、こうすれば火が付いたんだけど――っと、うわぁ!?」

 ぶわっと炎が巻き上がった。

 円筒の先端を覗き込んでいたせいでフードの端が燃えそうになり、咄嗟にのけぞる。フードがずり落ちないように思わず手を伸ばしてしまうが、杞憂だった。巡礼者が着る外套はただの外套と違って一種の魔法道具に等しく、ちょっとした動きや風で外れてしまうことはない。

 それに、そもそもドニの目は私など忘れ去ったかのごとく、魔法道具が起こす火に夢中になっていた。

「これはすごい」

「本当に。まさかこれほどの出力とは……」

 言いかけ、禍福が息を呑む。

 続けて、

「そうか、天球儀が充満させた魔力で……だが、そうだな」

 などと独り零していたが、その声はドニの耳には届かなかったようだ。幸運だろう。禍福も口に出していた自覚はないらしく、はっと我に返って顔を上げた時、私と目が合って少し狼狽えた。

――大丈夫だったか?

――大丈夫、聞こえてない。

 そんなような会話を目配せだけで済ませ、ドニに向き直る。

「天球儀は、そのぅ、なんだ。私が知らないだけで貴重品だったらしいから難しいんだが、こっちは一度壊れたものだし、魚や獣を捕るわけでもない旅だと使いづらいからな。これでよければ、私は構わないんだが」

 これでいいか、と禍福に訊ねたい気持ちをぐっと堪え、ドニだけを見る。

 ドニは「あぁ、あぁ」と恐らく自覚していないであろう声を二度か三度も繰り返してから、くわっと見開いたままの目で私を見てきた。

「構わない。というか、本当に受け取ってしまっていいのか? こんなこと言ったらなんだけど、そこらの専門店に売ればそれなりの額になると思うんだけど」

「言ったろう? 一度壊れたものだ。出力が安定しないという話だし、後になって使い物にならないから返品なんて認めん。それ込みの代金だ」

 私ではなく禍福が答えたのだが、ドニにはどっちでも関係ないらしい。

「勿論だ。それじゃあ交渉成立ってことで……あぁ、でもどうしよう。調合薬は余った分だからね。すぐにでも用意できるんだけど、持っていって瓶が割れるとか盗まれるとか、そうなったら困るだろう? だから、ええっと、受け渡しとか色々決めなくちゃ――」

 落ち着きを失ったままのドニが、それでも商売人らしく問題回避のための策を練り始める。

 実際、反応を見ていれば明日や明後日になって話を反故にされる心配もないだろうし、それだったらメイディーイルを出る寸前に受け取る方が私も安心できた。瓶は小さい。決して脆いものではないだろうけど、うっかり地面に落としてしまったら割れてしまいそうだ。

 もう時間も遅いし、帰りの旅に耐えうる入れ物か何かを調達して、明日出るのがいいだろう。

 そう考えると、やはり薬と道具の交換は明日。

 禍福の都合も気にしなくちゃいけないけど、どうかな。

 そう訊ねる、つもりだった。

「なぁ、」

 ドンドンドン――ッとやかましい音が僅かな揺れさえ伴って聞こえてきたのは、その時だ。

 工房の扉が開け放たれる。

 泥棒? 違う、強盗? あるいは、まさか私の正体がバレて……?

 ありとあらゆる事態が、最悪の事態が脳裏をよぎった。せめて薬は、森を救える可能性だけは守らなければ、と手を広げながら振り返るも。

 扉を開け放ち、必死の形相で飛び込んできたのは、私も知った顔だった。

「ドニ! 巡礼者さん! 早く逃げて、逃げるんだっ!」

 アッシュだ。

 アッシュが恐怖と焦燥に歪んだ顔で叫んでいた。

「魔神が……! 魔神が出たって!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ