恋情
なぜ、
必要なものこそ
この手に入らないのだろうと
真夜中、
血走った眼から
絶望を垂れ流しながら
いつも
わたしの中に
手前勝手な
愛情だけが残る。
さみしかなんか
無視できる、
ただこの流れだす怒りの如き
欲しい
欲しい
欲しい
という絶望を
わたしは、
死ぬまで求めてしまうのか、
あてどなき、
あきらかに、
この身に甘すぎる
恋情。
なにも手繰り寄せられない
怖れ、
生きるって
そういえば
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途中で放り投げたわけではなく、そういう詩、なのです。
お読みくださり誠に有難うございます。
またお会いできる日を楽しみにしています。
でわ。