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私は好きな男性に追われる恋愛がしたい!

作者: 七瀬








私の夢は、“好きな男性ひとに追われる恋愛がしたい!”

一度でいいから? そんな恋愛を夢見ている。

実際の私の恋愛は? いつも好きな男性ひとを追う恋愛。

見向きもしてもらえないような、気が遠くなるような恋愛。

もう私は、こういう恋愛から卒業したいの!

私だって! 好きな男性ひとに愛されたい!

私の事を心から好きになってくれるそんな男性ひとがほしいの!

お願い! 私が好きな男性ひとに私は愛されたいわ。






 *




・・・数ヶ月後。

まさかね!? 私がずっと片想いをしていた男性ひとから

突然、告白された。



『飯野寺さん、僕は君の事が本気で好きになりました。』

『えぇ!?』

『良かったら、僕と結婚前提で付き合ってくれませんか?』

『・・・・・・』

『勿論! 直ぐに答えなくてもいいです、待ってますから。

ゆっくり僕の事を考えてください!』

『・・・あぁ、はい。』






こんな展開になると思っていなかった。

私は即答で、【こちらこそ】と言って彼と付き合いたいところを

グッと我慢した。

私の夢は、“好きな男性に追われる恋愛がしたい”と想ってるから。

もう少し、様子を見ながら彼に【OK】の返事を出すつもりだった。

彼はその間、私の返事を待っててくれると思っていたのに、、、。

まさか!? 他の女性ひとにも私と同じ事を言っているとは

思ってもみなかった。

彼は、私の返事を待たずに別の女性ひとと早速付き合いだした。

私は、彼に愛されていなかったと気づく。






・・・そんな時、職場の一番若い男性社員の男の子が私を好きと

いう噂を聞いた。

私は、そんな彼が気になるようになる。

勿論、噂で! 本当に私の事が好きな訳じゃない事ぐらい分かっ

ているけど? それでももし? 私の事を好きかもしれないと想う

と私の胸はときめいた。





でも、そんな年下の彼から私は告白された!?

今度こそ! 私は好きな男性ひとから追われる恋愛ができると

直感したわ。




『飯野寺さん、俺と付き合ってほしいんだけど。』

『急に、どうしたの?』

『年下の男は嫌い?』

『そうじゃないけど...。』

『俺本気だよ! ちゃんと俺の事考えて!』

『・・・ううん。』





【年下男子】って、なんだか響きがいい!

私は、今までずっと年下の男の子と付き合った事がなかったから。

なんだか胸がドキドキして眠れない。

私は、彼をじらす事なく彼と付き合うことにした。




・・・でも? いざ彼と付き合うと?

時間通りに来ないし、私の話も聞かないし、なかなか会えない!

自分勝手で、私は若い彼に振り回されっぱなし!

確かに、“追われる恋愛がしたい”と言ったけど?

“振り回される恋愛がしたい”とは言ってない!

私は、数か月で彼と別れる。


彼には、彼にあった女性ひとが現れるだろう。

結果! 私は追われる恋愛は向いてないと感じた。

普通に、お互い好きで一緒に居て安心できる存在の恋愛がしたい。

私の彼になる男性ひとには、【安心感】を求めるようになった。

無理に、刺激的な恋愛をしたいと思うのは無理があったのだろう。

私は私にあった男性ひとならそれでいいと今は思うの。




最後までお読みいただきありがとうございます。

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