神界に戻る破壊神
ラードは白い世界で椅子に座った状態で目覚めた。
(ここは......神界か?)
神界とは神たちの存在する世界である。また、死者の魂を管理し輪廻に回すのも神界で行う...
「あれー?久しぶりの客人だと思ったら君かー...久しぶりだね破壊神」
声をかけてきたのはブロンズの髪色をした長髪の女だった....
─────
こいつは...
「誰が客人だ、私は根っからこの世界の住人だぞ」
「しょうがないじゃ~ん。ここに来るのってこの世界の人間とか生物の魂か客人ぐらいじゃん?」
私達がいう客人とは、俗にいう異世界人である。
なぜ客人かというと、大半の異世界人は役割を終えると元の世界に戻るのだ。
だから、一時的にこの世界にいるが、
だが、この世界にくる前の生ではなく。また新しい生を歩むことになるがな...。
「だな。だが今客人をこの世界に呼べまい。まぁ、私は何であれ客人を呼びたくないが」
特に男達は...
「そうだったねー、あれって自分の妻目当てが多いから嫉妬してたの?」
...そうだな。あとは、私の娘に会うとすぐに私に媚びへつらうやつらがいたり。何度滅ぼしたくなったか。
「やっぱりか。てか、そろそろ君を転生させないとね」
「そうか。何に生まれ変わるんだろうな...」
「それは、分からないよ。そういうのは神のみぞ知る。ってね」
まぁ、神は私だけど。と転生神は言った。
「てか、私のこと名前でも転生神とも呼んでくれなかったね」
「いや、名前でいうことないだろ?」
「ふーん、まぁ、いいけど、転生したら私のこと名前で呼んでよ?」
「んなこと、わからん。記憶はないんだから」
「そうだね。っとじゃあ君は知ってるけど転生させるわけだから」
──ようこそ、この世界ラーディアへ!!──
まさか、私が転生する側になるとは、昔の自分にもディアマナにもいってやりたい




