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 子供を寝かせ付けると、私の髪を握りしめていた。

 

 起こさなないように解いた傷んだ髪

 

 それを見ながら、いつから染めていたのか考える

 

 今は美容室にすら行かずに、自分で染めている

 

 律儀に。

 

 どうしてそんな事しているんだろう私。

 

 別に染めなくたっていいのに……

 

 こういう事なのだろうか?

 

 誠一が私の事を真面目だなんて言っていたのは

 

 そう、あの時別に断っても良かったんだ。

 

 別にグループに属さなくたって、

 

 誘われたからって、

 

 全部、真面目に答えなくて良かったんだ。

 

 

 何かわかった気がした。

 

 

 そしてこれからの事を決めた。

 

 

 

 私は離婚した。

 

 

 

 そして、久しぶりに美容院に行って髪を切り黒に戻した。

 

 そんな私を見て息子は首を傾げていたけど、

 

 真面目な私にはこれがいい。

 

 

 

「ただいま」

 

 

 

 そして久しぶりに実家に帰った。

 

 

 


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