今から転生しま~す。
どうも、最近小説家になろうにはまっております。いつも、読む側の私が小説を気まぐれで書いてみました。
「さすがに借りすぎたかな?」
男は、1人交差点で嘆く。実は、ちょうど学校の帰りに自分の好きな映画を借りたのだが……周りから見ても明らかに可笑しい量が入っている。
「流石に怒られるかな」
こんな軽口を叩いてはいるが、実は内心ビビっている所があるのだ。小遣いの無駄遣いをしたら凄い怒るんだよな~とかさっさと家に帰って映画を観るか~そんなことを考えながら帰宅していると………
「あれ?」
明らかに帰宅ルートではない。というかこんな道を知らない。道を間違えたかな?と思い道を引き返してみるもずっと同じ景色なのだ。流石におかしいと思った俺は………鞄に入れていたラノベを読むことにした。
さあ、読む「いやいやおかしいじゃろ?!」か………
ん?なんか声が聞こえたような………あ!気のせいか
「気のせいじゃないわ?!」
今度は、ハッキリ聞こえた。なんかジジイの声がする。めんどくさいと思いながらもどうやら声を掛けられているようなので渋々顔をあげるとそこには、怒ったように顔をしかめているジジイがいた。
「お主本当に口が悪いの~」
あれ?俺喋ってたっけ?なんでこのジジイは、俺が考えていることが分かるんだ?
……………なんか、うぜ~ジジイに心読まれるとか無いわ~最悪だ~……あ、そういえばこのジジイ心読めるんだっけそしたら今の悪口も勿論………
「いや、聞こえておるからね」
二人の間に沈黙がはしる。その沈黙を先にやめたのは宮部の方であった。
「で、おじさんなんか用?」
「なんかまた馬鹿にされた気がするがまあ良い……」
ジジイが深いため息をつき続きを話した。
「とりあえず結論から言おう…………お主は死んだ」
な、ん、だと俺が死んだ…………まあ、良いや。
「おい!良いのかよ!」
お、綺麗な突っ込みあざ~す。まあ、人間いつかは死ぬしね。
「そんなんでいいのか………」
何かジジイは、何処か諦めた表情でブツブツ言ってるし。
「それだけ?俺は、ラノベが読みたいから話を終わらせたいんだけど」
何かジジイの話は嫌な予感しかしないんだよな~とりあえず終わらせたいと思いそう言ってみるも
「まだあるわそう急かすな」
まだあんのかよ……で何?
「お主が死んだ理由儂なのw」
あー何か手がウズくなーこんなところに良いサンドバックがある~さてとぶん殴るか~ニコッ
「いやマジで御免なさい何でもするから」
お、何でもね~何かジジイが言うと説得力ないし、たかがジジイが出来ることなんて限られてるでしょう。
「いや、儂神だから」
あー神ね分かった。
「普通そんなリアクションですまないと思うのじゃが………まあ良い!お主だからなしょうがない」
何かムカつくな~まあ良いじゃあ神俺を転生させて~
「分かった。で、どこに行きたい?剣と魔法の世界か?それとも…………」
いや、俺は現代で良い。
「本当に良いのか?まあ良い(特典は前世であやつが願ったことでいいじゃろう)それじゃあ転生させるぞ~」
それが、後に裏社会の帝王となる男の始まりだった。