声の正体
本当に時間が空いた時に趣味で書いていくのでこれからも不定期更新です
ヘッドホンまでつけてるのにその声は聞こえてきた、明らかに画面からする音ではない。
「こっちだよ、こっち。ちょっと覗いてみなよ」
声がするのはどうやら使っている机の上、今は使われなくなって物置となっている2段ベットの上からするらしい。
恐る恐る席を立ち上を覗いてみるとそこには光っている?何かしらの物体があった。なぜ疑問系かというとその物体は光っているように見えるが周りの物はその物体の光源に当たっていない。部屋の明かりで明るくなっているだけであった。
「やぁ、こんばんわ。私は君の幻覚で見えているものだよ」
物体はそんなことを言い出した、俺は片手でこめかみを掴みこういった
『俺の脳もついにおかしくなったか・・・』
「そう思うのは当然だよね、普通に考えたらありえないことだし」
普通に俺の言葉に会話してきやがった、なんなんだこの物体は。俺は軽くため息をつく
「ん?どうかした?」
そんなことを言ってきたので俺は頭を軽く振り話しかける
『お前は一体何なんだ、突然現れて一体何が目的なんだ、俺に何かしてほしいのか?』
「うむ、じゃあ一つずつ答えていこうか。まず一つ目の質問、私が一体何なのかだけどさっきも言った通り君が見ている幻覚さ。現れた目的は君にあるゲームを紹介しに来た。そしてそのゲームを君にやってもらいたい」
『ゲームだぁ?どんなやつかはまぁ置いといて、なんでいきなり幻覚が見えるようになったとかわかりますかね?』
ダメもとで幻覚に尋ねてみた
「んー詳しくは言えないんだけどどっかの誰かが30歳までに他者との性行為を行った事が無い者に幻覚を見せる装置みたいなものを作ってね、それで君の部屋で私が見えるようになったわけさ」
『な˝っ・・・』
まじか、答えが返ってきた。とりあえずは俺がおかしくなったわけではないらしい、いや十分おかしいのだけれども。
「あ、そうそう。光ってるこのままの状態でもいいんだけどせっかくだし話しやすい状態にしてよ」
『話しやすい状態にして?俺が?どうやって?』
「私は君が見ている幻覚だ、君が想像してくれれば好きな形になる。ちっちゃい小人とか妖精とかね。」
『なんじゃそりゃ、アニメのキャラクターとかそんな感じか?』
「そうそう、そんな感じ。君が話しやすい姿にしてくれればいいから」
そういわれて俺は想像してみる、小さくて背中に羽が生えてて可愛い女の子の妖精を・・・すると目の前の物体はみるみる姿を変えていき想像した通りの妖精の姿へと変わった。
「妖精にしたんだね、うん、小さくて羽も生えてるし動きやすい。」
そういって妖精は物置から下の机へと降りてきた。
とりあえずここまでです、もし読んでくれた方がいたらありがとうございます。
感想とかつき始めたらもしかしたら更新が早くなるかもですがとりあえず読んでくれる人は皆無なので次も日にちが開きます