ガラス(原文)
前に投稿しました「ガラス」の原文?バージョンです。
こちらを先に書きまして、その後に前に投稿した作品を書きました。
小説とは呼べないものかもしれませんが、よろしくお願いします。
最新バージョン:http://ncode.syosetu.com/n1612dl/3/
【ガラス】
とても綺麗なガラスがあった。
最初は、とても綺麗でなにもかもをガラス越しに見ていた。
毎日、違う世界が見えてくる。
青く染まる世界も緑色に染まる世界も全て、輝いて見えていた。
けれど、いつからだろうか。
ガラスが黒く濁り出してきた。
青く染まる世界が綺麗だと思っていた。
なのに、今ではその青さえも見えなくなっている。
ガラスは、どんどん黒くなる。
そんな黒さが嫌で磨いてみる。
綺麗なガラスが覗かせた。
しかし、また濁りがガラスを覆う。
そんな時、ガラスに大きなヒビが入った。
割れた訳ではない。
けれど、このままにしておいたらいつか割れてしまう。
だから、ガムテープを貼ってみた。
黒い濁りと茶色いテープ。
しかし、そんな茶色いテープも黒い濁りで覆われる。
また黒い濁ったと思ったら、またヒビが入る。
ヒビの上にガムテープを貼る。
黒と茶色が嫌で、明るい色を塗ってみた。
すると少し心も晴れた気がした。
しかし、また黒くなる。
黒い濁りに負けじと明るい色を塗ってみる。
けれど、明るい色を塗っても、黒い濁りがすぐに覆う。
何度目だろうか。
明るい色を塗ったのは。
明るい色を塗っているはずなのに、黒く染まる。
もうこのガラスは、明るくならない。
なら、いっそのこと割ってしまおうか。
割ってまた新しいガラスを買ってしまえばいいんだから。
もう二度とあの綺麗なガラスにならない。
私は、黒く濁ってしまったガラスを振り上げ、地面に叩き割った。
ガラスは、粉々になり破片が飛び散りる。
割れた破片は、キラキラと飛び散る。
割れ目は、まだ黒く濁っていなかった。
もっと頑張って磨いていれば、あの綺麗なガラスが見れたのか。
あぁ、あの人のガラスは、キラキラと光輝いている。
一部だけれど、キラキラと。
もっと頑張っていれば。
私の目の前が真っ暗になった。
解説というのは、あまり載せずに皆様のご想像で作品を広げてほしいのですが、こちらの原文を見つけた時に解説も見つけたので載せてみます。
ガラス=体や心
ヒビ=体や心の傷
ガムテープ=絆創膏
明るい色=笑顔になれること
ガラスを割る=自分を殺した(自殺)
他の人のガラスが輝く=仕事などが上手く行っている
こんな感じのものを考えておりました。
今もそうですが、映像や舞台や朗読劇などに出来たらいいなと思っております(^^)