夢の中の引っ越し
さて、目が覚めた。小説を書こう。何を書こう?
さっき見た夢の風景を覚えているので、それを書いてみようか?断片的な映像なので、上手く書けるかどうかわからないけれども、挑戦してみよう。
最初に頭に浮かんだのは。引っ越し。
僕は、引っ越しをしている。自分の荷物を次から次へと運んでいる。それは、確か。ただし、引っ越ししていこうといるのか、引っ越ししてきているのか、それは不明。いずれにしても、大きな家だ。芸術家の家。僕は、その芸術家のお屋敷に居候している(もしくは、居候していた)
次に浮かんできたのは、自転車。
僕は、自転車に乗っている。引っ越しを終えて安心し、近所を自転車に乗って探索している。近くの公園や、坂道。そう、坂を登るイメージは強い。
それから、お団子屋さん。
これも、強いイメージ。お団子屋さんで、お団子を買う為に、僕は子供の後ろに並んでいる。今は、セールをやっているのだ。250円払えば、色とりどりのお団子を、山のように食べられる。2000円分はありそうだ。
それに対して、近所のおじさんが文句を言っている。
「なんだ、前も食ってたじゃないか。また食ってるのか」と。それは、僕に対してではない。僕の前に並んでいた子供に対してだ。
それに対して、お団子屋のお姉さんが反論する。
「いいじゃないの。子供の好き勝手でしょ」とか、なんとか。
僕は250円を払う。そうして、再び坂道を上り始める。
傘。
傘のイメージも強い。僕は、自転車を漕ぎ、グングンと坂道を登っていく。途中でへばってしまい、自転車から降りて、自転車を押しながら進む。山の頂上付近まで登り、眼下を眺める。野球をやっている。プロ野球のチームだ。2軍の試合だろうか?
ここで、僕は気づく。お団子屋さんで、お団子を受け取るのを忘れた。250円、支払っただけだ。
そうして、僕は傘を開き、おもいっきり勢いをつけて、坂道から宙へ飛び出す。普通ならば、大けがをする所だが、開いた傘を持っているので、フワフワとホバリングしながら、ゆっくりと落ちていく。野球の試合を足下に見ながら、フワフワフワフワと空中を漂い、畑と田んぼの間のあぜ道に着地する。
僕は、また勢いをつけてダッシュし、宙へ飛び出す。この繰り返し。こうして、地上まで降りていった。
どうやら、自転車は置いてきてしまったらしい。
それから、切符。
どこかの駅で、僕は切符を買おうとしている。でも、買えない。お金が足りないからだ。さっき、お団子屋さんでお金を使ったのを後悔する。しかも、お団子は受け取っていない…
こんな感じで夢は続いていく。
他にもいろいろあった気がするのだけど、忘れてしまった。特に、引っ越しのシーンでひともんちゃくあって、誰かと口論となっていたような…大家さんだったかな?忘れてしまった。
夢を全て覚えておければ、きっといい小説がたくさん書けるだろうに。
残念だ。非常に残念。至極残念もったいない…




