では、どこまで書けばいいのだろうか?
絶好調!!
いくらでも書ける!それも、高品質の作品を!!
でも、ここで、1つの疑問が僕の心の中に浮かんでくる。
「では、どこまで書けばいいのだろうか?」
その疑問に対して、理想の読者は何も答えてはくれない。ダンマリを決め込んだままいる。
おそらく、その無言の抵抗は、こういう意志を伝えようとしている。
“そんなコトは、自分で決めなさいよ”と。
ここまで、わずか1日。いや、たったの3時間。散歩に行ったり、お風呂に入ったりした時間を含めても、3時間少々で、ここまで来た。まだ、雪は降っている。
このまま、降り積もらせていった方がいいのだろうか?それとも、この辺で終わりにしておく?明日以降も、書き続けなければならないのだ。
あるいは、やはり、書ける時に目一杯書いておいた方がいいのだろうか?いずれ、スランプはやって来る。書けない時というのは、必ず来る。どんなに書きたくても、筆が進まない。一文字も、打ち込めない。あるいは、文字は打てるのだが、内容は最悪。とても、読めたものではない。
そんな時は、必ず来る。誰だって来る。僕にだって来る。“究極の小説家”を目指してはいるけれど、僕は、まだ究極の小説家ではない。ただ、それを目指し、進んでいるだけのチッポケな存在に過ぎない。
それは、明日かも知れないのだ。ある日、突然、書けなくなる瞬間。それは、いつ到来するかわからない。作家の方で決めるコトはできない。もちろん、読者にも、他の誰にも決められやしない。まるで、天気みたいなものだから…
これは難しい。
“絶好調で書ける時に書いておいた方がいい”のか?
それとも…
“明日に備えて、早めに休息を取った方がいい”のか?
早めに、とは言っても、もう午前3時半。午前4時も近い。ここで無理をして、書けるだけの小説を書いてしまったら、明日はパタリと止まってしまうかも知れない。
だが、そんなコトは全く関係ない可能性もある。早めに寝ようが、遅く寝ようが関係なく、明日も書けるかも知れないし、明日には書けなくなるかも知れない。
小説というのは、お金とは違う。ここでたくさん使ってしまったから、明日には減ってしまっている。そういうものではない可能性もある。むしろ、書けば書くほど、上手くなっていき、明日はもっとバリバリと書き進められるような類のものかも…
などと考えている内に、また1文できてしまった。まったく、調子がいい時というのは恐ろしい。