表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/200

では、どこまで書けばいいのだろうか?

 絶好調!!

 いくらでも書ける!それも、高品質の作品を!!


 でも、ここで、1つの疑問が僕の心の中に浮かんでくる。

「では、どこまで書けばいいのだろうか?」

 その疑問に対して、理想の読者は何も答えてはくれない。ダンマリを決め込んだままいる。

 おそらく、その無言の抵抗は、こういう意志を伝えようとしている。

“そんなコトは、自分で決めなさいよ”と。


 ここまで、わずか1日。いや、たったの3時間。散歩に行ったり、お風呂に入ったりした時間を含めても、3時間少々で、ここまで来た。まだ、雪は降っている。

 このまま、降り積もらせていった方がいいのだろうか?それとも、この辺で終わりにしておく?明日以降も、書き続けなければならないのだ。


 あるいは、やはり、書ける時に目一杯書いておいた方がいいのだろうか?いずれ、スランプはやって来る。書けない時というのは、必ず来る。どんなに書きたくても、筆が進まない。一文字も、打ち込めない。あるいは、文字は打てるのだが、内容は最悪。とても、読めたものではない。

 そんな時は、必ず来る。誰だって来る。僕にだって来る。“究極の小説家”を目指してはいるけれど、僕は、まだ究極の小説家ではない。ただ、それを目指し、進んでいるだけのチッポケな存在に過ぎない。


 それは、明日かも知れないのだ。ある日、突然、書けなくなる瞬間。それは、いつ到来するかわからない。作家の方で決めるコトはできない。もちろん、読者にも、他の誰にも決められやしない。まるで、天気みたいなものだから…


 これは難しい。

 “絶好調で書ける時に書いておいた方がいい”のか?

 それとも…

 “明日に備えて、早めに休息を取った方がいい”のか?

 早めに、とは言っても、もう午前3時半。午前4時も近い。ここで無理をして、書けるだけの小説を書いてしまったら、明日はパタリと止まってしまうかも知れない。

 だが、そんなコトは全く関係ない可能性もある。早めに寝ようが、遅く寝ようが関係なく、明日も書けるかも知れないし、明日には書けなくなるかも知れない。

 小説というのは、お金とは違う。ここでたくさん使ってしまったから、明日には減ってしまっている。そういうものではない可能性もある。むしろ、書けば書くほど、上手くなっていき、明日はもっとバリバリと書き進められるような類のものかも…

 などと考えている内に、また1文できてしまった。まったく、調子がいい時というのは恐ろしい。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ