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数を気にし始めると、ブレる

 そろそろ、ネムネム大魔神のお誘いの声が聞こえてきた。

 だから、これが今夜の最後のメッセージとなるだろう。


 眠いので、数の話をしよう。できれば、この話はあまりしたくないのだけど、興味がそっちの方へと行ってしまったし、眠くて頭が回らないので、他の話題に切り換えられそうにない。だから、数の話をしよう。

 いずれにしても、どこかで触れなければならない話だろうし。


 数というのは、たとえばアクセス数だとかポイントだとか、そういったモノのことだ。プロの作家ならば、販売数とか売り上げとか収入とか、そういうモノになってくるだろう。

 これ、気になり始めると、物凄く気になってくる。だから、僕はなるべく気にしないようにしている。それでも、気になってしまう。気にしないように気をつけるという、矛盾したような状態になってしまうコトもある。


 数を気にし始めると、作品に影響が出てくる。

 たとえば、「この方が多くの人に読んでもらえるから、こっちのジャンルで書こう」とか「こっちのストーリーの方が人気が出たから、こういう路線で行こう」とか「このキャラクターは評判がいいから、もっと出番を増やそう」とか、こういうことになってくる。

 これ、必ずしも悪いコトではないと思う。読者に好まれるから、こっちにしようという方法は1つの手ではあるし、結果的にその方が上手くいくこともある。その方が、いい作品になる場合もある。

 …とはいえ、逆に悪くなるコトも多い。


 なので、僕はなるべく数を気にしない。

 最高に調子のいい状態ならば、10:0とか9:1くらいで、作品に没頭できる。もちろん、10とか9が作品。残りの0とか1割が数。でも、調子が落ちてくると、この割合が5:5くらいになってくる。実は、このくらいが理想なのかも知れない。半分は作品に注ぎ、残り半分は読者のことを考える。この状態が。

 でも、僕の創作スタイルは、そうではない。基本的に、作品の世界を大事にする。だから、10:0とか9:1。これが理想。


 この割合が逆転すると、マズイ。1:9とか0:10で数に意識が行ってしまう。この状態のこと。こうなると、もう作品はムチャクチャ。何をやっているのか、わけがわからなくなってしまう。読者サービスにもほどがある。完全にそれだけで作ってしまっては、世界が成り立たない。

 もちろん、そういうやり方もあるのだろうし、それで成功している人もいるのだろう。でも、それは僕のやり方ではない。僕がその方法で小説を書くと、作品自体が崩壊してしまう。だから、使わない。あくまで、自分の世界が基本。


 ちょっと語り過ぎたかな?

 では、夢の世界へと旅立つとしようか…

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