小説を書くと、無駄な時間が減る
本格的に小説を書き始めて、無駄に過ごす時間というのが極端に減ったように思う。
たとえば、何気なしにテレビを見ている時間。
元々、くだらない番組は、あまり見ないようにしていたのだけど。くだらないというのは、つまり、その場限りのおもしろさで、後に残らないような番組のことなのだけど。それでも、アニメなんかは結構な数、こなしていた。なるべく、後に残るようなおもしろさを持った作品を選んで、見ていた。それも、あまり見なくなってきた。
“芸術系番組”とか“海外の風景を流す映像など”を、小説を書きながら垂れ流しにしていたりもするけれど、ほとんど頭に入ってきてはいない。役割としては、音楽のようなもの。単なるBGMに過ぎない。
インターネットを無駄に徘徊する行為も、激減した。まだ、いくらか残ってはいるけれども、それも小説を書く合間に気張らし程度といった感じ。本来、インターネットも、このくらいの使い方がちょうどいいのだろう。得てして、人はハマり過ぎる。「ちょっとだけ、ちょっとだけ」と思いつつ、気がつけば長時間、無駄に過ごしているという人は多いのではないだろうか?
図書館には、まだ通っている。散歩も、続いている。散歩の時間も、以前よりかは、かなり減ってしまった。図書館にも、いずれ行かなくなる日も来るかも知れない。もしも、そこまで小説の世界に没頭できたならば、だけれども。
言葉の通り、朝から晩まで執筆に専念する。そんな日は、来るのだろうか?あるいは、それは逆によくない行為なのだろうか?あまりにも小説だけで人生を埋めてしまうと、いい小説は生まれてこなくなる可能性もある。
ま、その辺りは、試し試しやってみよう。




