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美しく輝く宝石のような1ページを目指して

 いい感じに眠くなってきた。頭がボンヤリとしてきた。感性で小説を書くには、この時間の方がいい。やはり、昼間はどこか理論で書いている部分がある。それはそれで悪くはない。別のタイプの小説を書くコトができる。

 けれども、身につけた感性を最大限生かすには、この時間帯の方がいい。頭のトチ狂ったわけのわからない小説を書くには、どうしても感性が必要だ。それも、生半可なヤツじゃなくて、飛び抜けた感性が…

 常識や理論が邪魔している内はいけない。それでは、どうしても他の人と同じものになってしまう。わずかな違いは生み出せても、決定的な差に繋がらない。


 その代わりに、この能力は紙一重で非常なリスクをも持ち合わせている。あるいは、それらは同一のものか。“諸刃の剣”とは、よくいったものだ。

 ストーリーはムチャクチャで、キャラクターは制御不能。設定は矛盾だらけ。誤字脱字も増えてくる。それでも、かろうじてながら文字にはできる。文章だけは、書き進められる。ならば、それでいいだろう。修正ならば、後からいくらでもできる。もしも、全く修正がきかなくなったとしても、それでも理論で書いている時には生まれなかった、ひと欠片の輝きを生み出せるだろう。

 それは、100行に1行かも知れない。100ページに1ページかも知れない。それでも、構いはしない。たとえるならば、それは宝石のような作品。何の役にも立たない岩石のような99ページがあったとしても、誰にも生み出せない美しく輝く1ページが生み出せるならば、それでいい。

 その為に、この時間帯はある。この時間帯に小説を書くのだ。

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