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空想の訓練は、欠かさない

 闇の中で、ジッと目を閉じて座っていると、別の世界のイメージが浮かんでくる。

 たとえば、嵐の中、海辺の崖の上に建つ古城。大風が吹き荒れ、土砂降りの雨が、城の壁や窓に叩きつけられている。


 住んでいるのは、数百年は生きている吸血鬼だろうか?あるいは、もっと意外な者の方がいいだろうか?たとえば異星人とか。異星人が、なぜ、こんな場所に住んでいる?

 生まれ故郷の遠い星から離れて、こんな場所にいるのには、何か理由があるのだろう。たとえば、宇宙船が故障して、この近辺に不時着したとか。それとも、何らかの任務を帯びているのか?地球を侵略する為の、調査員。あるいは、全く逆に、地球人と友好関係を結ぼうとして、どのような種族か探っているとか。

 その異星人は、ここでどうやって生きているのだろう?食べ物は?お金は稼いでいる?地球人の知り合いはいる?そもそも、どのような姿をしているのだろうか?人間そっくりの姿をしているのか。それとも、全く異質な存在か。仮に、地球人とは別の姿をしていたとして、姿を変えることはできるのか?


 それらの疑問に答えるには、異星人の技術力がどのくらいなのか?という情報が必要になってくる。つまり、設定の力だ。もちろん、そこには想像力が必要となってくるのだが、単なる想像力ではいけない。頭で理論的に考える必要が出てくる。単なる空想では駄目だ。


 一例としては、こんな感じ。

 地球までやって来るだけの技術力を持っている異星人。当然、食料くらいは無限に作り出すコトができる。人間の姿に化けるのもお手のもの。けれども、その為にはエネルギーが必要。エネルギーを生み出す為には、燃料が要る。それは、地球上にも存在するある物質なのだが…


 こうして、物語の種のできあがり。

 暇な時には、このような空想をして過ごす。普段から、この手の訓練は欠かさない。それが、史上最高の小説家への道。

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