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最高に執筆に向いている時間帯
さあ、今夜もこの時間がやって来たぞ!
1日の内で、最も心躍る時間!漆黒の闇が、世界を覆い尽くす時間帯!!
人によって、創作に向いている環境や時間というのは、マチマチだと思うのだけど。
僕にとっては、この時間こそが最高の時間!絵を描いたり、小説を執筆したりするのに向いている。頭の中で不思議な出来事がグルグルと回り始め、想像力は果てしなく広がってゆく。
“いい小説”というのは、あまりにもマジメ過ぎると書けなかったりするもので。どこかでいい加減だったり、破綻していたり、矛盾だらけの部分が必要になってくる。あまりにも、いい加減さや矛盾ばかりが先行してしまうと、それはもはや形にならず、読者に伝わらないのはもちろんのこと、それを生み出した作者自身にも理解不能な作品となってしまうだろう。
それでも、それを恐れずに突き進むのだ!形など、後からいくらでも整えられる。まずは書いてみよう!まずは進んでみよう!そうすれば、自然と世界は形成されてゆく。物語の世界は。
さて、今夜は、この絶好の時間帯に一体何を書いてやろうか?




