表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/200

理想の読者の声に従って

 さて、こうして、次の話も完成したわけだが…

 ここで1つ、問題が発生。「1話が短すぎるのではないか?」という疑問。

 この疑問の声は、僕が発したわけではない。僕の中の心の声、いわば“理想の読者”とでもいうべき存在が、その疑問を提示したのだ。

「“プロローグ”も“次の話”も、わずか250文字ちょっとしかありませんよ。そんなことでは、立派な小説家にはなれやしませんよ」と、お節介にも(いや、“ご親切に”と表現するべきだろうか?)口を挟んできたわけだ。


 ここで意固地になって、その理想の読者の声に反発することだってできる。

「いやいや、読者君。これは、表現方法の意見の相違に過ぎないのだよ。短い文章というのは、いわば、読みやすい文章。読者が飽きないように、読むのに疲れたりしないように、作者として配慮したのだよ」とか何とか理由をつけて、1話あたりの分量を減らすことは充分に可能だ。

 だが、僕は賢いので、そんなことはしない。理想の読者の声に従って、文字数を増やすことに決めた。

 何文字がいいだろうか?そうだな…前回、250文字かそこらだったならば、今回は倍の500文字で、どうだろうか?それで、理想の読者君も満足してくれるだろう。今回は、それで満足してもらおう。

 などと語っている間に、既に目標とした500文字を突破してしまった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ