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まともに生きている人間には、まともな小説しか書けない

 段々と、夢と現実の境がわからなくなってきた…

 いけないな、こんなコトでは。


 いや、考えようによっては、これでいいのかも知れない。理想の作家・究極の小説家のあるべき姿というのは、こういうものなのかも。現実の世界に生きている人間に、飛び抜けた質の作品が書けるだろうか?まともに生きている人間には、まともな小説しか書けないのではないだろうか?

 生活自体は、まともでもいい。でも、頭の中はトチ狂っていなければならないのでは?そういう意味では、これはかなりいい傾向にあると言ってもいいのではないだろうか?理想の姿に近づきつつあるのでは?


 このまま、どんどん夢の世界に近づいていって、最後には完全に夢の世界の住人となる。それこそが、究極の小説家だとしたら?

 いやいや、それではいけない。なぜなら、完全に夢の世界の住人と化してしまったら、小説自体、夢の世界で書き続けることになってしまう。最低でも、小説だけはこちらの世界で書き続けなければ。そうしなければ、現実の世界の読者に完成した作品を届けることができなくなってしまうではないか…

 せめて、小説を書くのと食事をしたりするくらいは、現実の世界で行わなければならない。そうしなければ、単なる狂人。精神異常者に過ぎない。どんなに頭は狂っても構わないし、精神に異常をきたすのもいとわない。だが、小説が書けなくなるのだけは困る。

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