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もしも、理想と現実が一致しなくなったら?
僕は、何の為に小説を書いているのだろうか?最終的に到達する地点は?
それが、時々、わからなくなってしまうコトがある。
もちろん、いい作品を生み出す。それが目的ではある。理想の作家を目指す。それも目標ではある。傑作をバンバン生み出せる究極の小説家だ。
その一方で、お金を稼ぐ。これも、1つにはある。究極の小説家であるかどうかは別としても、プロの小説家ではある。
けれども、もしも、その2つが相反する存在たとしたら?“いい小説”を書くコトと“売れる小説”を書くコトが一致しなかった場合、僕はどちらを選ぶだろうか?
それでも、僕は理想を貫き通すことができるのだろうか?あるいは、両方の妥協点を見出して、上手く着地する?それは、その時になってみたいとわからない。
この問題は非常に難しい。でも、できる限りギリギリまで理想を貫き通したい。今の僕は、そう思う。




