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「サティさんはかわりもの」

 だだいま、図書館より帰還!!

 ここの所ずっと、毎日のように図書館に通っている。

 なぜ、図書館に通っているかって?そりゃ、本を読む為さ。間違っても、“たくさん本を読めば、いい小説が書けるようになる”だなんて神話を信じているわけじゃあない。


 …とは言っても、そろそろ読むような本もなくなってきた。特に、大人が読むような本は、あまり読まない。全く読まないわけではないのだけれども、割合としては低い。

 それよりも、子供が読む本。これだね!!特に、絵本。これが、マイブーム!


 昨日も、いい絵本に出会った。タイトルは、「サティさんはかわりもの」

 これ、どういう内容かというと…

 作曲家のサティさんが、人の話を全く聞かずに、自分勝手な人生を歩み続ける。作曲家といっても、全然売れない。自称作曲家のようなもの。サティさんが作る曲は、他の人には何がいいのか全然わからない。理解されない。それで、曲は酷評される。だから、サティさんは怒る。でも、褒められても怒る。わけがわからない。だから、せっかく仲良くなった人とも、すぐにケンカして別れてしまう。そうして、サティさんは、貧乏で孤独なまま。

 学校も嫌いだったので、入学した音楽学校も早々にやめてしまう。だから、音楽の決まり事を知らないまま。作った曲は、みんなムチャクチャで、普通の人には理解不能。

 そのサティさんが、39歳の時に、心を入れ替える。

「ああ!これまで私は間違っていた!!“決まり事を破る為には、まず決まり事を学ばなければならぬ!”」と。

 そうして、マジメに学校に通い、若い人に混じって音楽の勉強に没頭する。

 音楽学校を卒業したサティさんは、相変わらずムチャクチャな曲をたくさん作り、それでも以前とは違って人々に認められる曲も作るようになりましたとさ。

 …というようなお話。


 実は、これ、エリック・サティという実在の作曲家の人生を描いたものらしいんだけど。物凄く親近感が湧いたね。

「わかる!わかる!」って、心の中で何度も叫んでた。

 こんな人生が歩みたいか?と聞かれれば、答に悩んでしまうけど。実際には、サティさんと同じような人生を歩んでしまっているかも知れない。

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