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~プロローグ~
ある日、僕は小説家になろうと決心した。
小説家とは、何だろうか?それを必死になって考えた。何日も何日も、そればかり考えて暮らした。
そして、僕が出した結論。
それは、“小説家とは、小説を書く人である”というもの。
だから、僕は小説を書く。そして、ここに発表する。
何の為に?
わからない。
読者に読んでもらう為に?
そうかも知れないし、そうでないかも知れない。とりあえず、そこの所は重要ではない。後から、ゆとりができたら、ゆっくりと考えよう。
とにもかくにも、僕は小説を書き始める。そして、書き進める。いずれ、書き終える。重要なのは、それだけ。




