眠れない夜
3年間温めてきた想いを
やっと言えた夏
「今度遊ぼうね」って
約束してくれた秋
風の噂で前の彼女と
復縁したことを聞いた冬
君を忘れられないままの
今年の春
ぼろぼろに傷ついて
恋なんてしないと誓った夏
君を思い出さなくなった
穏やかな秋
時は巡って 冬
私の誕生日 眠らない夜の街
君と再会した
すべてが遅すぎた
私の顔を見て微笑む君を
真っ直ぐ見つめられなくて
逃げ出してしまった私
涙が
街を白く染める雪に混じって
ふわふわと落ちていった
なんで今更。
君の顔なんてこれっぽっちも
見たくなかったのに。
ねえ なんでだろう
君のあの微笑みが
懐かしい君の香水の匂いが
私から離れてくれない
眠らせてくれないの
君のことばかり思い出して
眠れない夜
タイムリーな話です。