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Dive in the world   作者: 星長晶人
第三章 大魔王軍の侵略編

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魔神と領土獲得

「ちっ!」


 雑魚がチョロチョロとうざく攻撃してくる。


 水中でも余裕でかわせるが、数が多く、何よりボス級が二体、交互にちょっかいを出してくる。


「……うぜぇな」


 チマチマしやがって。


「……雑魚は領土ボスを倒さないと消えないんだったな」


 雑魚はついでに倒しつつ、ボスも倒せと。


「陸上と空中なら魔神ソウルが使えるんだが」


 水中じゃあ溺死する。


「面倒だが」


 やるしかねえな!


 俺は雑魚を両手の爪で引き裂きながら、ボスへと泳いでいく。


 雑魚は余裕だ。だが、ボスはどうだろうな。


「……」


 大分深くまで潜ると、二体のボスの全貌が見えてきた。


 簡単に言えば、ウツボとサメだ。魚類のような姿をした巨大でゴツい全長十メートル程の、イビラントシャーク。手足はないが全長は五十メートル以上ある、ウィーツアクル。


「って、どうやって倒すんだよ?」


 俺が負けるとは思わないが、長期戦になりそうだ。


「仙水牙城」


 水中なのに、シャリアの声が聞こえた。


 水のトゲが二体のボスを貫いていく。


「シャリア?」


 シャリアが水中で優雅に微笑んでいた。


「新しくゲットしたアビリティよ。水を纏うの。あっちは任せていいって言ってたから、手伝いに来たわよ」


 こういうことが出来るのは知らなかったけど、と肩を竦めて言う。


「俺もいるぞ!」


 リューシンも来ていた。


「……サンキュ。リューシンは雑魚を。シャリアは俺の援護でよろしく」


「俺はやっぱり雑魚担当かよ!」


 リューシンも雑魚いし、丁度いい。


「はっ! 死ね!」


 俺は高速でサメ野郎まで泳ぎ、蹴り飛ばした。


「そんなに悠々と構えてるからだ」


 ギロッとこっちを睨むサメ野郎に言い、身体をくねらせながら俺に牙を向けてくるウツボ野郎。


「ちっ」


 俺は旋回しながらそれを避ける。が、ウツボ野郎は俺を追ってくる。大して速度はないが、しつこい。


「ジーク、右!」


 シャリアの声に反応して右を向くと、サメ野郎が俺に、口を開けて突っ込んでくる所だった。


「やべっ!」


 サメ野郎の方は遊泳速度が速い。


「水流波!」


 片手をサメ野郎に向け、水の波動を放って若干遅らせる。


「っと」


 そのおかげで避けられた。


「ちっ。面倒だな。シャリア、いい案はねえか?」


「さあ? 雷なら全体攻撃になるんじゃない?」


 ……なるほど。


「じゃあ、シャリアは上がってろ」


「ホントにやるんだ?」


「ああ。ウツボ野郎は絶対に倒せるぜ」


 俺はニヤッと笑って言い、泳いでウツボ野郎の近くまで行く。


「へっ。雑魚が」


 俺は適当に殴り付けて、挑発する。


 するとウツボは巻き付いてきた。じわじわと殺してやろうってか?


「甘いな。ーー悪魔ソウル“雷穿悪魔”」


 俺の姿が変わる。


 頭に黄色い角が生え、金髪になる。背中に小さい太鼓を円で繋いだようなものが出現し、格好が腰巻きだけになる。肌は所々が黄色い鱗に覆われている。


「はっ! 喰らいな!」


 俺は全身から放電する。“雷穿悪魔”は自身から放電出来る。


「ライトニング・バースト!」


 だが、いっそのこと倒す気でいこう、とアビリティも発動する。自分の周囲に雷を放電していく、囲まれた時に使えるアビリティだ。


「ぎゃあああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」


 湖全体が感電する中、リューシンの悲鳴が聞こえた。……そういや、あいつには言ってなかったな。すっかり忘れたぞ。


「……」


 俺は泳いで水面に向かう。水中じゃああんまり戦えないし、ウツボ野郎の巻き付きは予想以上にダメージを喰らった。


「ぷはぁ!」


 湖から上がって悪魔ソウルを解除する。


 雑魚モンスターの死骸が水面に浮いてきては消え、浮いてきては消える。リューシンも浮かんできた。


「水死体だと? 誰がやったんだ、リューシン」


「お前だろ!」


 起き上がって言う。……無事か。もう少し攻撃すれば良かった。


「何で残念そうな顔してんだよ!」


 ツッコミながら湖の淵まで泳いで上がる。


「おっ?」


 ウツボ野郎が浮かんできて、消えていく。


「やっぱ倒せたか。どっちが領土ボスだかは知らねえが、悪魔ソウルなめんなよ?」


 ウツボ野郎の魂が俺の中に入ってくる。


「きゃああああああぁぁぁぁぁぁぁ!」


 悲鳴に驚き、振り向くと、シュリナがルシファーに落とされていた。


「ちっ! シュリナが殺られるのはヤバい。リューシン、サメ野郎は任せた俺はあっちに行く。シャリア! シュリナの回復は頼んだぞ」


「わかってるわよ」


 シャリアに指示を出して、俺は悪魔ソウルを解く。


「魔神ソウル“第二形態セカンド・フォルム”」


 全身から漆黒のオーラが立ち上る。髪は逆立ち、角が二本生える。眼は紅く染まり、全身に黒い筋が浮き上がる。


「はっ! 死ね、堕天使野郎!」


 俺は跳躍して宙に浮くルシファーへと向かう。


「……」


 俺に気付いたルシファーは剣を振りかざしてくるが、俺は空中を蹴って方向転換しつつ、ルシファーの背後に回り、下に向かって殴りつけた。


「ぐっ!」


 ルシファーは呻いて、地面に叩きつけられる。


「はっ! てめえら、てこずってんじゃねえよ!」


 宙で仁王立ちして言う。


「殺れ」


 地面に伏したルシファーを見下ろして言う。軽く全員でリンチして、倒した。


「そういや、三ツ首のヤツは?」


「ユザとファルで倒しちゃった」


 リーニャが胸を張って言う。……モンスターはやるよな。モンスターは。


「まあ、これで俺らの領土は確保した。金稼いで落ち着いたり人数増えたら別荘も造ろうぜ」


「気が早いな。まあ、それはいいとして、さっさとホーム建てようぜ。魔王軍が攻めてくるとも限らないし」


 いつの間にかいたリューシンが言う。


「じゃ、パトロールとガラドの手伝いに分けて、ギルドホーム建てるぞ」


「「「イエス、マスター」」」


 ふざけて返事をし、ここに集まる前の分担に戻っていく。

 次は他のエリアを守るギルドの様子です。


 それが終わる頃にはホームも完成しているかもしれません。


 活動報告でキャラ募集をしましたが、案を出してくれた方、ありがとうございます。まだまだ募集しますので、お願いします。


 ぜひ、リューシンに彼女を!(笑)

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