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Dive in the world   作者: 星長晶人
第三章 大魔王軍の侵略編
34/108

悪魔と元カノ

 名前:アレンシア

 職業:虐殺の堕ちた紙士〈全ステータス+150〉

 種族:ヒューマン

 レベル:40

 HP 4080

 MP 4080

 STR 2880

 DEF 2880

 AGI 2880

 DEX 4080

 INT 4080

 MDF 2880

 VIT 4080

 LUK 1320

 振り分けポイント残数:400


 装備欄 防具

 頭:漆黒の髪飾り

 腕:魔神のブレスレット

 胸:花魁の和服

 腰:花魁の和服

 脚:和漂う下駄


 武器

 右手:月夜の扇子


 スキル

 『紙術』

 『扇子術』

 『飛斬』

 『虐殺』

 『元王女』

 『英才教育の賜物』

 『問答無用』

 『多重人格』


 虐殺の堕ちた紙士:虐殺繰り返して堕ちた王女の果て。戦闘に関して殺すことに悦びを覚えた者。紙を操る。戦闘力は高い。



 名前:シアス

 職業:増殖させる者クラウド〈全ステータス+100〉

 種族:ヒューマン

 レベル:27

 HP 1940

 MP 4030

 STR 1937

 DEF 1933

 AGI 1942

 DEX 4030

 INT 4030

 MDF 4030

 VIT 1932

 LUK 529

 振り分けポイント残数:270


 装備欄 防具

 頭:魔導の髪飾り

 腕:必中のブレスレット

 胸:殲滅の巫女服

 腰:殲滅の巫女服

 脚:聖樹の足袋


 武器

 両手:大巫女の和弓


 スキル

 『増殖』

 『矢の創造』:【巫女の矢】 【木の矢】

        【和の矢】  【毒の矢】

        【聖の矢】  【破魔の矢】

        【石の矢】

 『全魔法』:【ファイアボール】

       【ウォーターボール】

       【ボルトボール】

       【サンドボール】

       【アイスボール】

       【ライトボール】

       【ダークボール】

       【ウインドボール】

       【リーフボール】

       【フレイムボール】

       【アクアボール】

       【エレキボール】

       【ロックボール】

       【スノーボール】

       【シャインボール】

       【シャドウボール】

       【スノーボール】

       【ウッドボール】

             etc.


 増殖させる者クラウド:その者が放つモノは全てレベル×20に増殖する。人とモンスターは無理。殲滅魔法なんか使った日には世界が破滅する。


 シアスの全魔法はレベル1毎に一種みたいな感じで、すでに数は216個だ。八属性が二十七種だからな。ボール系は網羅して、ウォール系、ボム系、アロー系、レーザー系、ピラー系、ソード系までいった。


「二人共強すぎだろ」


 シアスもアレンシアもチートだ。特にシアスはな。


「全魔法っつうスキルは凄いぞ。文字通り、全ての魔法が使えるんだからな。攻撃防御回復補助。オールラウンドに使えるから」


 リューシンが解説を加える。


「チートめ。んで、増殖とのコンボってのはヤバいぞ。最強だろ」


「ああ。直接見た方がいいな。ゴブリンの群れのクエストを受けよう。シアス一人でやらせればいい」


 リューシンが提案し、興味本意でシアスの実力テストみたいなモノが始まった。


 ▼△▼△▼△▼△


「まずは弓の腕前だな。あのゴブリンの群れに向かって射て」


「うん。……巫女の矢」


 矢を創って、静かに構える。


「ってか、狩人から巫女になってるんだよな、装備」


「そうなのか? 似合ってるよな」


「ああ。あいつ、着痩せするタイプらしいから、脱いだら凄いってよ」


「誰が言ってたんだ?」


「俺達のクラスの委員長。一昨日会ったんだよ。委員長もこのゲームやってたらしくてな。まあ、ギルドに入ってたから誘わなかったけど」


「へー。あの委員長がね。ギルド入ってても誘えば良かったのに。俺達はジークがクイーンとの一件でヤバいヤツだと思われたから、勧誘すれば引き抜けると思ったんだってよ」


「俺のせいか……!」


 確かに、ログアウト不可になって喜ぶヤツなんて少ねえだろうしな。


「そこ、集中出来ないから黙って!」


「「はい」」


 喋ってたらシアスに怒られてしまった。


「……っ!」


 シアスが矢を放つ。それはゴブリンの群れに向かっていく途中、540本に増殖する。


「「「……」」」


 矢の雨はゴブリンの群れ全体に降り注ぎ、一匹残らず絶命した。


「な? チートだろ?」


 俺が皆に同意を求めると、同時に頷いた。


「次行こうぜ。魔法だとどうなるか」


 俺は言って、ゴブリンの群れを探していく。


「おっ? あんなとこにいるぞ」


 程なくして、ゴブリンの群れを見つけた。


「シアス」


「うん。ファイアボール」


 シアスの手の前に魔方陣が現れ、拳大の火の玉が放たれる。


 それは増殖し、540個の火の玉となってゴブリンの群れを襲い、一匹残らず全滅させた。


「ちなみに、実験した結果、MPはファイアボール一回分の2を消費するだけでいい。チートだろ?」


「……私の魔法の意味が……!」


 シュリナが落ち込んでいた。


「まあ、魔法的にはシュリナの方が上なんだから、いいだろ」


 それに、ピンポイントで一ヶ所を狙うには向いてない。


「もう少しで30になってさらに強くなるから、それまでグランドクエストの参加は遠慮しとこう」


「俺は今からでも参加したいんだが?」


「少しは自重しろよ。……大体、お前はトップギルドの集会に呼ばれてんだろ」


「まあな。副マスターと護衛数人を連れてっていいらしいから、俺とシュリナ、リューシン、ティアナ、ジンオウで行こう思ってる。他はレベル上げでもしてろ」


 俺はリューシンに言われて考えていた案を言う。


「何でそのメンバーなんだ? お前とシュリナは強制だが」


「ああ。リューシンは囮、防御、脳ミソのためだな。βテスターだったんだし、丁度いいだろ。ティアナは攻撃だな。普通に護衛として。ジンオウは囮、防御、攻撃だな。守る役目、攻撃する役目、置いてかれる役目だ」


「言ってることはムカつくが、理にかなっているな」


 リューシンは頷く。


「ジーク、私は?」


 シアスが不満そうに聞いてくる。


「お前はレベル上げだろ。大体、魔法撃ったら余計なヤツにまで当てるだろ」


 コントロール出来ないんだから。


 ピピピッ。


「ん?」


 この音は俺に通信が来た合図だ。


「あん?」


『ジーク! 今日も集会に来ないつもりか!』


 通信に出ると、いきなり怒鳴られた。


「別に。第一、虚夢も来てねえだろ?」


『今日は来ている。今日に限って来ていないのはジークだけだ』


「わかったよ。行くからちょっと待ってろ」


 そう言って通信を切る。


「んじゃ、行くか」


 俺はさっき言った四人を向いて言い、立ち上がった。

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